天体写真用フィルターを使う その2

今日は曇り時々雨の一日。

ソロソロ梅雨入りですかね。

昨日紹介したスタパが所有する天文用フィルターの続き。

全てを総当たりで比較するほど真面目で無いですし、気合いも入っていないので、今後撮影する上でチョイスの参考程度に撮り較べてみました。
(今回は星雲メインなのでMoonとIR-cutについての撮り比べはしていません。)

まずはフィルター無しのアレイ状星雲M27

次にUHCフィルター使用

フィルターの有で星の数や大きさが大幅に減って、星雲の構造がだいぶハッキリしています。

この二枚は撮影日が異なるのでシーイングやピントの状態、画像処理の内容も異なるので一概には言いにくいのですが、その辺を差し引いてもフィルター有の方が星雲の写真としては優れているように感じます。

次にUHCとCLSの比較、通称まゆ星雲と呼ばれるIC5146を対象としています。

まずはUHC

次にCLS

同じ撮影条件と画像処理をしていますが、フィルターを交換するときに微妙にピントがずれ、CLSの方が少し甘い画像になっています。

ただし星雲の写り自体はCLSの方がハッキリしています。

確かにコントラストはUHC方が高い感じですが、Hα部分や全体の透過率が高い分、月明かりのないスタパの空ではCLSの写りが少しだけ良いようです。(スタパのUHCが古いタイプだからかも?)

月明かりの有無やや透明度により条件も変わるかもしれないですが、条件が良いときはCLSがよいような印象です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天体写真, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください