今日は終日雨模様。
スタパではレモンクイーン(宿根ヒマワリ)やルドベキアタカオが満開になりつつあります。
例年ゲストの一番多いこの時期に咲くのですが、台風や大雨にやられてしまうことが多く意外に楽しめる時間が短いのですが今年はどうでしょうか?
さて少し間が開いてしまいましたがズーム式接眼レンズの比較レポを再開します。
今回詳しく比較するのはこちらの5機種です。
左から
・SVBONY 7-21mm(旧商品、\5580)
・SVBONY 7.2-21.6mm(新商品、\8980)
・SVBONY 9-27mm(新商品、\7980)
・セレストロン8-24mm(\13200)
・ハイペリオン8-24mm(\34980)
価格は21/8/9調べ
それぞれのカタログスペックはネットなどでご覧頂くとして、実際にスマホを覗かせてコリメート撮影した比較を示します。(上の写真と下の写真では順番が異なります。)
一見して分かるのはハイペリオンの視界の広さで、価格の違いが歴然と現れた感じです。
あとはドングリの背比べに近いですが、少しだけ抜き出ているのがセレストロン。
SVBONYの新商品は「超広角」と謳っているわりにはそれほどでもないといった感じがします。(同社の旧製品と較べれば少しマシという程度です。)
スマホコリメートという条件なので実際に覗いた時とのイメージは若干違う(もっと差が激しく感じられる)のですが、傾向としてはそのままで、値段の違いがそのまま見かけ視界の違いに現れているといった雰囲気です。
予算が充分ならハイペリオン択一ですが、この表を見る限りセレストロンが適当な落としどころかな?と思えてきますが、実際に覗いてみているとSVBONYの新商品もなかなかイイと思えてくるのです。
セレストロンを覗いていると瞳の位置がかなりシビアーでほんの少し瞳位置がズレただけでブラックアウトしたり視野に影が出てしまいます。(表中の写真でも影が出ているのが分かります。)
SVBONYではいずれもオルソやプルーセルを覗いた時のようにブラックアウトや影が出にくいので安心して視野に集中することができるのでとても快適です。
長時間観察するときにストレスが少なく楽ですし、観察会などで慣れていない人に見てもらう時にも有利です。
そして(これも表からは全く分かりませんが)SVBONYの新製品(2機種)は実は非常に見え味が良いです。
とてもヌケが良くコントラストがはっきり見えるので、セレストロンで見ていて気づかなかった細かな部分が目に飛び込んで来る感じがします。(そう気付いてせれすトロンに戻せば見えてくるのですが、その逆は少ないです。)
セレストロンはゴム見口を外すとT2ネジが切ってあるのでコリメート用のアダプターなどを取付しやすいという大きなメリットがあるのですが、この撮影以外にあまり使いたいと思えない見え味です。
カタログスペックからは見えてこない部分です。(続く)