今日も曇りのち雨で、週末にかけて台風で荒れそうな予報・・・
(困ったものです)
さてCMOSカメラをパソコンに接続して画像を取り込むための標準的ソフトとしてSharpCapがかなり一般的になっています。
このソフト無料版と有料版(年間2000円)があり、とりあえずの画像取り込みや画像のスタックは無料版でもでき、EAAに使うことができます。
でもちょっと高度な処理や便利機能を使おうとすると有料版にアップグレードしないとダメです。
少しいやらしいのは完全にダメという訳でなく、便利機能を使おうとすると
「有料版にアップグレードしますか?」それとも
「トライアルで試しに使用しますか?」と
その都度表示が出て「とりあえず試しで勘弁して」と思って「トライアル」を選択するとそれ以降の画像表示に下のような「Trial」がソフトを立ち上げ直すまで表示されます。
こうなると画像を保存することもできなくなってしまうというイジワルな仕様になっています。
「無料版だから使えないよ」と言ってくれた方があきらめが付きやすいのですが、その都度何とも残念な気分を味合わせてくれます。
ZWO社のCMOSカメラを使う分にはASISutudioを使えば困らないのですが、それ以外の製品だとどうしてもSharpCapの有料版を使いたくなります。
特に高ゲイン・長秒露光で顕著になるダークノイズを減算してくれる機能やヒストグラムのオートストレッチ、カラーバランス調整などはEAAではあるととても便利です。
というわけで今後SVBONYのCMOSカメラSV305やNeptune-CⅡを使う機会も多くなりそうなのでSharpCapを有料版にアップグレードしました。
無料版では使えなかった様々な機能は今後少しずつ試してみるとして、今日はリアルタイムのダーク減算の手法を試してみました。
昼間の景色だと明るすぎて高ゲイン・長秒露光にできないので、日食撮影用のD5フィルター(1/10万減光)を使用して見ました。
フィルターケースの下にある黒い布を被せ完全遮光してダーク画像を撮ります。
ダーク画像の撮り方は簡単。
撮影の設定(シャッタースピードやゲインなど)が終わったら、
上段のメニューバー キャプチャ から ダークフレームキャプチャ を選択すると
下のようなウインドウが表示されます。
step2でダーク画像のフレーム数を選び、step4の”start”をクリックすると平均化されたダーク画像が保存されます。
右側コントロールパネル下方の「前処理」でダーク補正「参照」をクリックすると最後に保存されたダーク画像が表示されるので選択すればその瞬間から取り込み画像にダーク減算が反映されます。
あまり簡単すぎて拍子抜けしました。
せっかく有料版にしたのでいろいろ使い倒してみたいと思います。