今日は薄曇りのち雨のち曇りでしたが、今年は梅雨のわりに雨が少ない感じです。
さて昨日はOM-!レービューの中でスタパのレンズ資産についての話をしたのですが、7.5mmのレンズが2つあったのを奇異に感じられた方がいるかも知れません。
SAMYANGのF3.5と銘匠光学のF2.0、F値の違いがあるもののこの二つは全く性格の異なるレンズです。
まずは銘匠
E-M5 銘匠光学7.5mm/F2.0 F2.8/ISO3200/30sec リアソフトフィルター付
続いてSAMYANG
E-M5 SAMYANG 7.5mm/F3.5 F3.5/ISO3200/30sec リアソフトフィルター付
銘匠はF2.0を2.8に絞っています。(開放では周辺像が悪すぎてあまり使いたくない)
それでもSAMYANGの開放(F3.5)より明るく写ります。
それ以上に根本的違いは「画角」、銘匠がいわゆる超広角レンズなのに対して、SAMYANGは魚眼(対角魚眼)で地平線が歪みますがより広い範囲が写ります。
どちらが良いとか悪いではなく設計コンセプトの違いですので目的に応じて使い分けることになります。
銘匠の得失をまとめると
良いところ
・F値が明るい
・NDリアフィルターが付属でソフトフォーカスフィルターに交換できる
・像が歪まない
良くないところ
・開放では周辺像が悪い(F4.0以上に絞るとかなり改善される)
・意外に重い
といったところでSAMYANGはほぼその逆の得失になります。(SAMYANGにフィルターを付けるには上のように自分で貼り付ける必要があります。)
どちらも完全マニュアルレンズなので天体写真以外にあまり出番は無いのですが、昼間F8くらい迄絞って使うとパンフォーカスで使えるので実は結構遊べるレンズであったりします。