広角EAA(電視天体観察)の検討 その6

今日は晴のち曇り(日没後に少しずつ雲が広がりました。)

夕方まではほとんど雲の無い時間があったのですが、その後・・・

こんな悩ましい薄雲が広がりました。(その後深夜には快晴に・・・)

それでも星が見えないわけではないのでこちらで紹介したあと実際の星空で検証していなかった広角EAA(デジタル一眼レフ+SharpCap)のテストをしてみました。

Eos6DにTAMURON70-200mm/F2.8を装着(70mm/F2.8設定)、
ケンコースカイメモにて構成時追尾にしてSharpCapに繋いで撮像します。

ISO25600/15sec露光にてライブスタックを試みたところ、ガイドエラーなしにスタックができました。

気を良くしてはくちょう座を(15sec×13 計195sec)、

だいぶ雲に邪魔をされて輝星が強烈に滲んでいますが、その分星座のどこが写っているかよく分かります。(もちろん負け惜しみですが・・・)

この手法のありがたいところはかなり視界が広いので、自動導入やプレートソルブに頼らず、だいたいあの辺・・・とカメラを向けて狙ってから、必要に応じて見たいところを拡大して詳しく見るという技が使えるところです。

デジカメの画素数は廉価なCMOSカメラとは格段にセンサーが大きく、画素数も多いので画面上で等倍に拡大して見ると全画面表示から4倍くらいの倍率に拡大して見たように見えます。

気になるところを拡大して見てもそれほど荒れた絵にならずに済むことです。

上は北アメリカ星雲あたりとサドル周辺の散開星団群を70%サイズに拡大して見ています。

EAAを始めようかと悩んでいる方がとりあえず(CMOSカメラを購入する前に)お試しで挑戦するのにはお奨めですね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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