昨晩も雪がパラ付き、気温もグンと下がって、冬に逆戻りといった感じでした。
でも今朝には雪も上がり、雲は多いものの青空が広がっています。
さて、コンデジシリーズ、だいぶ前置きが長くなりましたが超望遠なのにF値の
明るい光学系でホントに天体写真が撮れるのかどうか、実際に試してみたいと
思います。
組み合わせは昨日紹介したアトラス60(スコープタウン製60mm屈折・f800mm)
にビクセンPL40mmの接眼レンズの望遠鏡に、コンデジ(ニコンP5100)の組み
合わせです。
カメラ周りの部品の組み合わせを紹介しておきます。
望遠鏡に近くなる右側から
・天頂プリズム
・ミード デジカメアダプター(接眼スリーブ延長筒含む)
・PL40mm(ビクセン製接眼レンズ)
・コンデジ(ニコン クールピクスP5100)
・ケーブルレリーズブラケット(ビクセン製)
ここで使用しているコンデジP5100は発売当時はニコンのハイエンド機でしたが、
さすがに2世代前のカメラで最高位感度がISO3200を謳っているのですが、
かなり無理をした3200で、あまり使いたい画質ではないです。
できればこのシリーズの初めのほうで紹介している今時のカメラを使いたい
ところですが、手持ちのカメラの中で一番ましということで使っています。
ケーブルレリーズブラケットはリモコンやレリーズの使えないカメラで
レリーズを使えるようにする部品です。
これがないとブレブレの写真を量産することになりますので、できれば
あったほうが良いです。
なくてもルフタイマーを使えばOKですが、たくさん撮るときには一々設定が
面倒です。
昨日解説しましたように、35mm換算の合成焦点距離は700mm、合成F値はF2.7
です。
カメラの設定:ISO感度3200、露光時間2秒、絞りF2.7としてオリオン大星雲
(M42)を撮影してみました。
結果は・・・・・ んーー、ん・・・もうちょっと何とかならんかなぁ~
という感じもしますが、これ、口径60mmの望遠鏡で肉眼で覗いてみたときの
見え方にわりと近い感じと見ることもできます。
通常コンデジでは暗い星や星雲をなかなか見たとおりに写せないことが多いので
ある意味すごいといえばすごいことなのかもしれません。
画角的にも小三つ星がすっぽり入りまあまあの構図が得られます。
あとは画像処理でどこまでよく見えるようになるか、少し感度を下げてもう少し
長時間露光をするか、はたまた最新機種を使えばもっと良く写るようになるのか
いろいろ試してみたいことは山積です・・・(^^;)
続く・・・