今日も青空の一日。
今日の日中は撤去した赤道儀格納テント跡地を整地して人工芝を敷き込みました。
おかげでとてもスッキリした眺めになりました。
経緯台化したAM5+SE120の組み合わせにSvbonyのCMOSカメラSV305+12-120mm_Cマウントレンズを取り付けたセットを同架してみました。
このCマウントレンズ、バリフォーカルなのでズームするたびにピント合わせが必要なので少し面倒ですが、この組み合わせで望遠鏡が向いている方向の星空をモニターできます。
ASIAIRとは組み合わせできないので別にPCを用意しなければならず、これもちょっと面倒です。
上は北斗七星のミザールあたりを広角端で写しています。
広角端の12mmでも少し画角が狭すぎて慣れないとどこを向いているか分かりにくいです。
それとSV305は感度が低くてこの用途にはあまり向いていないようです。(安価で入手しやすいのは良いのですがね・・・)
このシステムはもう一度練り直しが必要なようです。
とは言え気を取り直してお気楽ハイブリッド観察。
しし座のM105付近の銀河トリオ
同じくしし座のM95(左)とM96(右)。
系外銀河の色々な形が観察できて面白いです。
銀河の観察-撮影の合間に幾つかの二重星も観ました。(写真はミザールとアルコル)
1枚撮りの写真ではダメダメですが、眼視で綺麗に見えて楽しめますし、ASIAIRの動画で撮ると結構写ります。
動画だとキラキラしている感じが伝わりますね。
さて昨晩(今日に日が変わってから)の月です。
今夜は撮れるかな・・・?
オーナー様
以前ASIカメラのときにもご連絡したのですが、このカメラもCSマウントではないでしょうか。(CSとCだと取り付け部分の形状が同じですがフランジバックが5mm異なります。)
12-120レンズはCマウントレンズなので、付属のCマウントアダプタリングを取り付けないとレンズ性能が出ませんよ。
T-Studioさま
いつもありがとうございます。
すみません、ご指摘の通りCSマウントが正解です。
Cマウントアダプタリングの使用か否かで互換性が保たれているので、私の中ではあまり区別せずに使ってしまっています。
逆だと困るのでしょうが、天文用CMOSカメラでは困ったことがないので・・・・(汗)
高倍率ズームレンズだと中華のカメラだとアダプタ取り付けても調整が必要なほどシビアですよ。(非球面レンズで補正しているため0.2~3mmずれても星像が乱れます。)
正しく使えば非常に歪み、収差が少なくなります。
監視カメラはフランジバックの調整機能で微調整していますが、天体カメラにはないためCSカメラの場合は最低限アダプタを付け、プラス方向に補正が必要な場合はアルミ箔などを挟む、マイナス方向の場合は砥石で削るなどしています。
T-Studioさま
なるほど・・
フランジバックの制度はとても重要なのですね。
確かにバリフォーカルでない一眼用ズームレンズも正確なフランジバックにしないとズームにより焦点位置が変わるので、CSマントのレンズでも収差の補正量に影響が出るのは分かる気がします。
風景ではそれほど気にならなくても星が相手だと正確なフランジバックにしないと気持ちのよい画像が得られないことも理解しました。
実際に調製するとなるとかなりたいへんですね。
オーナー様
非球面などが入っておらず収差補正がいい加減なレンズであればそこまで影響ないのですが、このレンズ、価格に騙されそうですが日本メーカーが製造すれば軽く10倍の価格が付くほど凝った設計をしているんですよ。(各収差が非常に補正されています。これだけの高倍率ズームなのに歪みも0.1%以下です。)
私は人口星でフランジバックを追い込みました。(カメラ・レンズなどよりはるかにシビアでした。。。ずれると星像が肥大します。)
このメーカーのレンズを2本所有していますが、いずれも非常に高性能ですよ。
(以前伺った際お持ちした高感度カメラもそうですが、いずれも日本メーカー製造であれば10倍以上の価格になると思います。)
T-Studioさま
それだけ調製に時間をかけても充分価値があるということですね。
どこまでできるかは分かりませんが、もう少し追い込んで見ようと思います。