OM-1で手持ちコリメート

今日は曇りの一日。

コテージ棟植栽部分の除草作業が何とか終わりました。

車路や駐車場はまだですし、本館もあまり手が付いていないので先は長いですが・・・

さて先日の梅雨の晴れ間のこと、OM-1にパナの14mm/F2.5を付けて久々に星景写真を撮ったのですが・・・ ふと、この組み合わせで40cm望遠鏡を覗かせて撮影したらどんなふうに写るか試して見たくなりました。

望遠鏡を眼で覗く代わりにカメラ(スマホでもコンデジでも)を覗かせて撮影する方法をコリメート方式といいます。

コリメート式の場合カメラのセンサーサイズが小さいほど光学系全体の合成F値を小さくできやすいのでマイクロフォーサーズのカメラはフルサイズなどに比べコリメート向けといえます。

かつてメシエ天体アルバムを作ったときもパナのLumixG3でコリメート撮影しました。

今となっては他の撮り方がいろいろあるのでOM-1でコリメートという発想はあまりなかったのですが、OM-1の高感度耐性が従来のマイクロフォーサーズ機よりも優れていることと手ぶれ補正機能が強力であることから、手持ちコリメートでも星雲星団が撮れるのでは?
と思ったのです。

前置きが長くなりましたが、とりあえず手持ちコリメートの画像を幾つか・・
(いずれも14mm/F2.5開放にて手持ちで覗かせて撮影しています。天頂ミラーを介していますので画像は鏡像になっています。)

ヘルクレス座の球状星団M13(ISO12800/2sec)です。

肉眼で覗いたときの感じに使い感じで写ってくれました。

こぎつね座の惑星状星雲M27(ISO25600/2sec)です。

星雲の形は肉眼で見たのに近いですが、肉眼ではわからない色がハッキリしています。

こと座の惑星状星雲M57(ISO25600/2sec)、こちらも色がよく分かります。

いて座の散開星団を伴う散光星雲M8(ISO12800/2sec)、星団と星雲の見え方(色は別として)は肉眼で見たのに近いです。

へび座の散光星雲M16(ISO12800/4sec)、肉眼でもかなり淡くて良く見えていなかったの4秒露光にしましたがそれでもあまりハッキリ写りませんでした。

合成焦点距離が1400mm相当ですが、露光4秒でもブレがわずかなのが凄いです。

というわけで手持ちコリメートでも、とりあえずこんなふうに見えたよというレベルの写真が撮れることが分かりました。

キレイに撮ることは難しそうですが、手軽に記録を残すという使い方(例えば公開天文台などの観察会でこんなの見たよといった)であれば使えそうです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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