OM-1で手持ちコリメート(補足)

今日は終日雨の一日。

除草作業が続いたのでホッと一息です。

さてOM-1での手持ちコリメートの補足です。

ファインダーをナイトモードにして焦点距離14mmのレンズが付いたカメラを覗かせるだけです。

シャッタースピードやISOは撮りながら調製でも良いですが、とりあえず2秒、ISO12800に設定しました。

画角はフルサイズで28mm換算になりますが、フルサイズやAPS-Cでこの画角とF2.8程度の口径比のレンズでは前玉が多きすぎて上のような撮り方はできなくなります。

同じ画角とF値でもでもセンサーサイズの小さなマイクロフォーサーズのほうがカメラレンズの焦点距離も前玉のサイズも小さくなるので、コリメート撮影には好適なシステムになるのです。

上はたて座の散開星団M11(ISO12800/4sec)です。

4秒露光で、星はほとんどぶれていないのに、たまたま通過中の人工衛星がウネウネしているのが面白いです。

星雲よりも星団系は思いのほか良く写ります。

光軸ズレや手ぶれなどで成功するのは3~4カットに1カットくらいですが慣れればもう少し歩留まりは上がると思います。

いて座の散光星雲M17(ISO12800/4sec)ですが、目で見えているよりは少しハッキリ見えています。

同じくいて座の散光星雲M20(ISO12800/4sec)では肉眼で見えなかった下側の青い星雲が微かに写りました。

星の色が意外にきれいにでているのではくちょう座のアルビレオも撮ってみました。

星はててもあかるいのでISO3200/1/15sec)でなおかつ少しピンボケにしてようやく色がキレイに出ました。

全体の出来上がりのクオリティーを向上させようと思うと手持ちではなくしっかりしたアダプターで接続すれば良いのでしょうが、カメラを接眼部に保持するためにはかなり大掛かりな装置が必要になります。

むしろ見たままの雰囲気をお手軽に残すといった使い方には最適かも知れません。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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