今日は晴れ間が見えたかと思うと雨が降ったりととても不安定な天候でした
昨晩は良く晴れていたので久々に土星を撮りました
シーイングが悪く土星の本体から輪の内側に向けて角のようなノイズが出てしまいましたが、とても薄~い輪が印象的です
さて昨日は日中も良く晴れていたので、移動用の望遠鏡を用いて昼間の星を観察する手法について検討しました
じつは据置型の高精度に極軸のアライメントができている望遠鏡なら昼間の星を見るのはそれほどむずかしい事ではありません
移動式の望遠鏡では昼間に精密なアライメントができないので自動導入に頼ることも難しいです(世の中では手動で昼間の星をサクッと導入してしまう猛者もいるのですが・・)
昼間に気軽に星を観察することができたら、夜に観察会を開催することが難しい場合でも望遠鏡で実際に星を見てもらうことができ、たくさんの方に興味を持ってもらうことができるようになるはずです
そんなわけで昼間に望遠鏡で星をノウハウを確立したいと考えたわけです
闇雲に鏡筒を振り回してもそう簡単に星を導入するのは難しいです
自動導入式架台のお世話になるのが手っ取り早いのですが、ここで重要なのは
・昼間でもできるだけ高精度に極軸合わせをする
・導入精度の高い架台を使用する
・できるだけ広視界の望遠鏡を使用する
というあたりが肝になります
使用した望遠鏡がこちら
・口径66mm焦点距離388mmの屈折アポ鏡筒(ZeniStar)に
・天頂ミラーを介して24mm見かけ視界65°の接眼レンズを組合わせ約17倍、実視界3.8°・これを導入精度の高いAM5赤道儀に載せています
まずは三脚の長さを調整してできるだけ架台が水平になるようにします
その後極軸が真北に向くようにコンパスを見ながら調整します
(「北」が磁北でなく真北を示すアプリを使用しています)
次に傾斜計で観測地の緯度と同じ角度になるように極軸を調整します(スマホアプリを使用しても良いです)
鏡筒を取付けてアプリからできるだけ明るくて高度の高い天体を選んで自動導入をします
(はじめは南中近い0等星のベガを導入して見ました)
じつは夜に同じ組合せと方法で何度か予行演習をして、だいたい視野内に導入できることを確認していたのですが、実際に昼間に実行したのは初めてでした
結果は視野の中央より視野端に近いあたりに導入できていました
中央付近に移動させたのが上です・・・
エッ!わかりませんか?
そうなんです明るい背景に小さな輝点なので、はじめは相当注意深く探さないと見つからないかも知れません(事前にピントが合っているのは大前提ですが・・)
拡大してコントラストを強調したのがこちら
真っ昼間ですからね、こんな小さな望遠鏡で星が見えるだけでも面白いと思ってもらえたら良いかなと思うわけです
一度中央に捉えることができたら少しだけ倍率を上げたほうがコントラストが上がって見えやすいように感じました(ここでは39倍です)
ベガ以外にもアルタイルやデネブを見ましたが、暗めの1等星であるデネブがギリギリに見える感じで、今回は2等星を見ることができませんでした
素人目線でおかみにも見てもらって私が幻を見たのではなく、少し慣れれば誰でも見えるらしいことを確認しました
空のコンディションや使用する望遠鏡などによっても見えかたは大きく変わりそうですが、基本のところをしっかり抑えれば昼間の星観察は以外に簡単そうなことがわかりました








