どうも2月の後半は天候の悪い日が多いです。
良い予報が出ていたはずなのに悪かったり、曇りのはずが雨や雪だったりと
冬なのに晴天率が悪いのは困ったものです・・・
さて、今日も望遠鏡ネタです。
望遠鏡で星を見る楽しみ方には様々な形態があります。
高倍率で月や惑星を見たり、低倍率で星雲星団を見たりとそれぞれに楽しむ
ことができます。
口径10cmくらいの単焦点屈折を使って低倍率で天の川を流すように見ると
それはもう無数の星々が砂を撒いたように見え、所々に星雲星団が視野に
飛び込んできて、もの凄く楽しい時間を過ごすことができます。
(ちなみにこの星の楽しみ方はスコープタウンの大沼さんに伝授頂きました。)
少し口径の大きめの双眼鏡でもこれに近い楽しさを味わうことができますが、
手持ちだと疲れるし、三脚に載せると天頂付近を見るのが辛かったりします。
そこでこの望遠鏡の登場です。
スタパの望遠鏡の中でブラックJrとして働いている望遠鏡で、
当初40cm望遠鏡のサブスコープとして導入したのですが、
最近はすっかりSky90(タカハシ製90mmアポ)にお株を奪われて
出番があまりありませんでした。
この望遠鏡、安いのが取り柄の中国製のアクロマート屈折10cm・F5。
光軸いまいち、色収差出まくりで、オールマイティにはほど遠いものです。
でも、微光星や星雲の見え方は8cmクラスとは一線を画するほどの力があります。
低倍率専用と割り切り、ひ弱な架台と三脚に載せ、操作用ハンドルまで付けて
操作性と軽快さを重視した構成になっています。
透明度の良いときにちょいと持ち出して使うお気楽星見用として活躍して
もらえば、冒頭のような砂を撒いたよな銀河クルーズが楽しめます。
名付けて「Black galaxy Ⅰ(ブラックギャラクシーⅠ世号)」、
またの名を「お気楽1号」と呼ぶことにしました。
しばらくは私のおもちゃとして、マニアックなお客様の貸出用として
働いてもらおうと思います。