スタパのポリシー -その12(完)-

今日もなかなかの八ヶ岳ブルー・・

 

そして今夜は毎月恒例の「星巡りの夕べ」(by牛山俊男さん、in香ほり屋さん)
今夜のテーマは「アラスカオーロラ紀行」で昨年末に牛山さんがアラスカに行か
れたときのオーロラ観望記&旅行記でした。(やっぱりモチベーションが上がり
ます。)

 

ここのところ季節的なこともあるのですがオーロラ付いています。

いつかは本物を・・と思うのですが、いつになることやら・・・

「スタパのポリシー」シリーズ、新春企画のつもりがモタモタしているうちに
2月も半ばになってしまいましたので、今日で完了にしたいと思います。

さてこれまでいろいろ「これまでのこと」と「現状」について書いてきました
ので、最終回の今日は今後スタパがどんな方向を目指しているのかをお話し
したいと思います。

昨年の3.11のあとゲストが全く無い期間が1ヶ月ほどありました。

この間にいろいろなことを考え、いろいろ悩んだ結果、とにかく自分の得意な
仕事を精一杯、心を込めてやろうという結論に到達しました。

復興支援のためのボランティアや寄付なども考えたのですが、不慣れなことを
して足手まといになったり、それが原因で身体をこわしたりするより、また
分不相応なことをするより、自分の一番得意なことで社会貢献をするほうが
トータルに考えて一番効率が良いと考えたからです。

スタパの設備はすべて無傷でしたので、日本中が意気消沈しているときに
とにかく元気を出して、空を見上げる楽しさや感動、そして癒しを多くの方と
分かち合うことができるようにすることがスタパにできる最高の社会貢献なの
だと思うことにしました。

ペンション=観光業 という側面から見ると、
 ・近隣地域の観光情報案内
 ・ハイキングやスキー、スノーシュー、登山、テニスなどの案内や指導
 ・夜のノミニケーション
などゲストの観光のサポートをすることが重要とついつい考えてしまいます。

事実、そういうスタイルの一部(あるいは全部)を取り入れて経営している
ペンションが多いですし、ペンションというのはそういうものだと思っている
オーナーもゲストも多いでしょう。

でもこれらを戦術として取り入れようとすると、ずーっと努力し続けなければ
いけなくなります。

例えば「観光情報」を売りにしようと思えば、常に近隣の情報にアンテナを
張り続けていなければならず、情報集めに結構苦労しますし、ネットや雑誌
などの情報だけではすぐにボロが出て見透かされます。

また、ハイキングやスキーなどのアクティビティへのサポートをしようと
思えば、本業との両立を考えれば想像を絶するほどの体力が必要になります。
(夜のノミニケーションも然り・・・)

こちらも中途半端はダメです。

これらを戦略レベルまで徹底してやられている尊敬すべき施設もたくさんあり
ますが、10年間の経験でスタパには「無理」ということがわかっています。

だとするなら、スタパ本来のコンセプト、すなわち・・
【「ペンション」という宿泊業の形態を通じて、星を見る楽しさを伝える。】
という基本の部分をより徹底することが一番の社会貢献になるのだという
結論に到達したというわけです。

具体的に「宿泊業」というのは突き詰めれば、快適にお休み頂く場所と美味しい
お料理の提供とです。

「快適にお休み頂く場所」というのは設備の面が主になるので、すぐには難しい
面もあるのですが、追々予算を捻出して今以上の快適性を得られるような改善を
進めたいと考えています。

「美味しいお料理」についてはこれまでも、わりと評判が良かったのですが、
昨年はスタパおかみに「調理師」の免許を取得してもらい、より専門的な立場で
自覚を持って調理に当たってもらうことにしました。

次に「星を見る楽しさを伝える」という部分については、このブログを通じて
(ほとんどムキになって)いろいろな星の見かたの楽しみを伝えてきましたし、
「星のソムリエ」や「星検」などの資格取得に向けて自己啓発に務めてきました。

以上のことから、スタパはもうブレません。

この先のスタパは「ペンション」としての完成度の向上と、より本格的に星空を
見上げる楽しさの普及に力を注いで行きたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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