春の星座シリーズ -その4- おとめ座

5日ぶりに秋田から戻ってみると、風景や植物たちの状態が少し変化
していて、プチ浦島状態です。

150417hasi

高原大橋周辺はほんのり緑色になってきました。

150417karamat

カラマツ達のかわいらしい葉が伸び始めています。

この時期の自然の変化の早さには本当に驚かされます。

さて春の星座シリーズ、今日は「おとめ座」です。

かに、うみへび、ししと来たので「おとめ」になるわけです。

かに・しし・おとめは黄道12星座、うみへび・おとめは全天88星座のうち
大きな星座の1位・2位だからです。(・・・ってだからどうしたというわけ
ではないのですが・・・)

おとめ座は収穫の女神デーメテールをかたどっていると言われていますが、
人間型の星座(あえて人間型と書くのは星座の多くは神様ですので・・・)の
中では、もちろん一番大きな星座という ことになります。
(ちなみに三番目は北斗七星を包含するおおぐま座。)

で、この女神様、大きいことは大きいのですが、一等星のスピカ以外は暗い星が
多く天球上で星座の形を把握するのはかなり難しいです。

130429Vir

これがどうして女神様なのか、かなりの想像力を必要とします。
(私には出来そこないのクワガタムシのようにしか見えません。

自分の生まれ月が「乙女座」でもない限り「この星の並びが好きッ!」という
人はあまりいないのではないかと思います。
(おとめ座ファンの方ごめんなさい。)

さて一等星のスピカですが「麦の穂」という意味があります。

収穫の女神デーメテールが持つ麦の穂の穂先です。

麦の穂先というのはトゲがツンツンしていますが、このツンツンした状態が
「スピカ」という言葉の語源で、スパイクシューズやスパイクタイヤなどの
トゲ(=スパイク)と同じ語源になるそうです。

日本ではその白い輝きから「真珠星」と呼んでいる地方もあったそうです。

またうしかい座の1等星アルクトゥールスとセットで夫婦星と呼ばれることも
あったようです。

おとめ座の見所と言えばなんといっても「春の天窓」。

春の星座には天の川がありません。

春のこの時期は天の川(=銀河系)がちょうど地平線を取り巻くような位置関係に
見えているからです。

逆に言えば銀河系内にある星の光の影響を受けずに銀河系外にある天体の観測が
しやすいということになります。

つまりこの時期は銀河に天窓が開いたかのように宇宙の遠くが見渡せるという
わけで、春の天窓という表現が使われます。

宇宙には私たちの太陽系が属する銀河系と同じような星の大集団(系外銀河と
いいます)が何百億個もあるといわれていますが、この時期は春の天窓から
系外銀河をたくさん見ることができるというわけです。

しし座にもたくさんの系外銀河あることを紹介しましたが、系外銀河の総本山は
おとめ座からかみのけ座にかけてです。

系外銀河ってしし座のところでも書きましたが、見えるといっても、すっごーーく
遠くの天の川なので、肉眼で私たちの天の川が見えるようなきれいな空でなければ、
相当大きな望遠鏡を使っても見ることができませんし、きれいな空で大きな
望遠鏡を使っても天の川くらいの淡い明るさにしか見えません。

そういった意味では天体写真のように見えると思うと、スタパの望遠鏡で見ても
がっかりしてしまうかも知れません。

・・・と、事前に予防線を張ったうえでスタパでご覧に入れることのある
おとめ座の系外銀河をご紹介します。

まずはM84-M86付近。

130430M084_86_130415

3つの系外銀河が正三角形に並んでいるのがわかると思います。

よく見るとそれ以外にもいくつかの銀河があるのがわかります。

このあたりは「マルカリアンの鎖」呼ばれる銀河が鎖のように列をなして続いて
いるあたりで、M84-M86付近はその起点になる場所です。

100倍の視野の中にこれほどたくさんの銀河が見られるレアな場所です。

次はM104(ソンブレロ銀河)。

130430M104_130412

大望遠鏡で撮影するとメキシコのツバ広帽子(ソンブレロ)のように見えること
からこの名前で呼ばれていますが、目で見る限りはもっと細く見えます。

これらの銀河はスタパでも空の条件が良くないとよく見えない天体です。

見ることができたら「ラッキー!」と思ってください。

カテゴリー: 天文関係, 星空, 自然 | コメントする

秋田からの帰還

今日は早朝に次男の住む北秋田市を発ち帰途につきました。

150416yama

次男の住まいは秋田県の中でもかなり山奥で、田畑にはまだ雪の残る
地域でした。

せっかくなので秋田県の桜の名所である角館の武家屋敷の町並みを
見学しました。

150416kakunodate

桜はまだこれからという時期でしたが、武家屋敷の町並みはなかなか
見応えがありました。

その後秋田県を離れ東北道で列島を南下。

そのまま帰ろうとも思ったのですが、仙台付近まで南下すると道端の
桜がとてもきれいです。

仙台在住の友人に電話をしたら、何とか時間を作ってくれて市内を
案内してくれるということになりました。

 

まずは仙台市天文台で待ち合わせ。(待ち合わせ場所がとても
マニアックですね・・・。)

150416sendai

市内の案内をして頂きながらお花見。

150416sakura

桜満開の仙台市内はとてもきれいでした。

あまりノンビリしていると帰り着けなくなりそうなので、早々に
再度帰途に。

150416gyouza

宇都宮近くのサービスエリアで餃子を頂き、家に戻ったのは日が
変わってからでした。

一日で900kmほどのドライブでした。

カテゴリー: 旅行・地域 | コメントする

秋田旅行 2

相変わらずスッキリしない天候が続いていますが、秋田滞在3日目です。

今日はまたもや足を延ばして、白神山地世界遺産センターまで行って
きました。

150415isan

日本三大原生林のひとつであり、日本で最初に世界遺産に登録された
地域の広報館です。

本当はもっと奥まで行って原生林を見学したかったのですが、この
時期はまだ(雪で)道が開通していないので世界遺産センターを見学
して行ったつもりになるというわけです。

150415taki1

世界遺産センター周辺には滝がたくさんあって、この時期には雪解け
水が豊富なこともあって、どこも見ごたえがありました。

150415taki2

ぜひまた季節を変えてきてみたいと思いました。

カテゴリー: 旅行・地域 | コメントする

秋田旅行

昨日から次男の住む秋田県北秋田市に来ています。

話は長くなるのですが次男は北海道の大学に進学したのですが、訳あって
大学を一年間休学して、この先秋田県で暮らすのだそうです。

お世話になる方々へのご挨拶やどんな暮らしぶりなのかといった確認も
兼ねてやってきました。

150414namahage

秋田といえばナマハゲ。

どこへ行ってもナマハゲがいます。

今日は少し足を延ばしてから一度行ってみたいと思っていた八郎潟まで
行ってきました。

150414hatiro

八郎潟が一望できる寒風山からの眺めです。

せっかくなので男鹿半島の先にある男鹿水族館へ。

150414assika

アシカやペンギンやシロクマを間近で眺めることができて楽しかった
です。

150414pebgin

さて明日はどこを観光しましょうか…

カテゴリー: 旅行・地域 | コメントする

春の大曲線

今日は朝から雨。

150413hasi

この天候の悪さには困ったものです。

天気は悪くても地上の風景が少しずつ春めいてくるのと同じように
夜空の星座たちも少しずつ眺めが変わってきています。

春の夜空の目印といえば何とっても「春の大曲線」です。

150411seikei_3924_1

北斗七星の柄杓の柄の部分のカーブを緩やかに伸ばして、うしかい
座の1等星アルクトゥールス、おとめ座の1等星スピカへとつないだ
曲線です。

150411seikei_3924_2

大空にかさがけに描かれる曲線はとてもダイナミックな感じがします。

この大曲線、早春には東天に大きなジャンプ台のように見えたり、
初夏に西に傾いた時にはアーチ状に見えたりしていろいろな見立てが
できるので楽しいです。

カテゴリー: 天文関係, 星空 | コメントする

黄色い花がたくさん

昨晩の好天は奇跡だったのかもしれない・・と思えるようなスッキリ
しない一日。

さてスタパ周辺もいよいよ本格的な春になってきました。

150412me

森の木々は一斉に芽吹き、様々な形の若葉が膨らみ始めています。

この時期に真っ先に咲き始める花は不思議に黄色いのが多いです。

150411hana2

これはダンコウバイ、たぶん一番先に咲く黄色い花です。

150411hana1

これはアブラチャン、ダンコウバイによく似ていますが、よく見ると
花が枝から少し浮いているのと、花の色が少しだけ緑がかっています。

150411hana3

こちらはサンシュ。

150411hana0

そしてスタパの敷地内に咲いていた西洋タンポポ。

タンポポはかなり質の悪い雑草なのですが真っ先に咲くので、この
時期はつい見逃してしまいます。

花の季節とともに雑草との仁義なき戦いも始まります。

カテゴリー: 八ヶ岳の生活, 自然 | コメントする

久々の満天の星

今日も昼間は曇り・雨の天気でした。

150411hasi

天気予報もあまり良くなく、週末なのに困ったものだと思っていた
のですが、ディナータイムが終わることにはかなり雲が切れて、
観察会のスタート時刻(21時)にはほぼ快晴になってくれました。

ものすごく透明度が高く、月もないので久々に最高の条件で星空を
楽しむことができました。

少しマニアックな話で申し訳ないのですが、最高の条件の時にこの
時期見頃のM51(子持ち銀河)を40cm望遠鏡で見ると2本の腕が渦巻き状に
グルグルとなっているのが普通に見えます。

M051_13041

上から見る位置関係の銀河をフェイスオン銀河と呼びますが、フェイス
オンタイプはとても淡いものが多いため、スタパの環境で渦巻きが
見えるのはとても限られ、中でもM51は渦が見やすいとても貴重な
銀河といえます。

観察会が終わる頃には冬の星座達はもうすっかり影を潜め、春の
星座達も気の早いかに座やしし座は大きく西に傾いています。

150411seikei_3926

そして東の空には夏の星座達が昇り始めていました。

カテゴリー: 天文関係, 星空 | コメントする

春の星座シリーズ -その3- しし座

今日も連続9日目の悪天候で曇りのち雨という一日でした。

150410hatake

畑の緑(=雑草)は一日ごとに濃さを増しているようです。

さて春の星座シリーズを進めます。

かに座、うみへび座と来たら、やはりしし座ですネ。

勇者ヘラクレスに退治されてしまう「けなげ」三兄弟の1匹です。

しし座は星座の形自体が名作の部類に入る「獅子」が連想できる形の整った
星座です。

130427Leo3

黄道12星座(お誕生日の星座)の一つでもありますし、2001年に大出現をした
「しし座流星群」でも有名ですので、知らない方は少ないと思います。

「しし座流星群」の大出現は今となっては伝説になりつつあり、しばらくは
大出現はないと予想されているのですが、未だに11月のその時期になると
流星群が見たいというゲストがスタパには来られるほどです。

獅子のたてがみ当たる部分の星たちは、はてなマークを裏返したような並びを
しています。

130427Leo2

日本ではこの並びを「といかけ星」と呼んでいる地方があるそうです。

「はてな」だから「といかけ」と思ったのですが実は「樋掛け」が正解で
雨樋を掛ける金具の形だからそう呼ばれているそうです。

またこの並びを草刈り鎌に見立てて獅子の大鎌(おおがま)と呼ぶこともあります。

わりと目立つ並びなので、ぜひ夜空で見つけてください。

しし座にはたくさんの系外銀河があります。

数ではおとめ座に負けるのですが見応えという意味ではしし座の方が上なのでは
ないかと思います。

しし座の系外銀河と言えばなんといってもM65-M66-NGC3628のトリオです。

低倍率の望遠鏡ですと3つを同時に見ることができるのですが、スタパの40cm
ですとM65-M66が同時に見えます。

130428M065_66_130415

左がM65、右がM66です。

肉眼ではここまではっきりとはわかりませんが、微妙に形が違うのがわかります。

せっかくですのでNGC3628もご覧ください。

130428N3628_130305

条件の良いときには中央の暗黒帯を見ることができます。

しし座にはもう一組、M95-M96-M105という系外トリオがあります。

M65-66よりも少し離れているのでかなり低倍率でないと一望ができないのと
個々の銀河が暗めなので、少しインパクトに欠けます。

でもM105はそれ自体が2個の系外銀河を従えているので、見て楽しい対象です。

130428M105_130305

系外銀河というのは、言ってみれば遠くにある天の川のような存在なので、
天の川が見えるような環境でないと望遠鏡で見てもよく見えないものです。

どんなに高性能の望遠鏡を使っても、空が明るい都会の空では見ることが
できません。

暗くて澄んだ空と高性能(=大口径)の望遠鏡があって初めてよく見えるように
なるので、天文ファンの間では系外銀河を見るというのはとても贅沢な
楽しみでもあります。

カテゴリー: 天文関係, 星空 | コメントする

春の星座シリーズ -その2- うみへび座

今日も昨日の雪がまだ少し残った、スッキリしない天気です。

150409stapa

11日連続で晴れた後、きょうで8日間連続星が見えないという極端な天候が
続いています。

というわけではないですが今日も春の星座シリーズを掲載します。

2回目の今日はうみへび座です。

うみへび座は頭の部分が冬の大三角の一角であるこいぬ座のプロキオンのすぐ
隣にあり、しっぽの先は初夏の星座であるてんびん座のすぐそばまでのびていて
東西100度 以上に広がるとてつもなくひょろ長い星座です。

100313hidra

暗い星が多く、南に低いので端までつなげて見つけるのはたいへんですが、
全貌が見えたときはちょっと嬉しくなります。

とにかく長いので全貌を見ることができる時間が意外に短く、油断すると
頭が沈んでしまっていたりしますので、全貌が見えたときはよけい嬉しく
なるわけです。

うみへび座はただひょろ長いだけでなく空で占める面積も大きくて、全天88
星座の中で一番面積の大きなものです。

そんなことも暗い星がほとんどなのにこの星座を有名にしている理由かも
しれません。

長いのを見つけるもの楽しいですが、早春の頃には東の空に、しし座と並んで
威勢よく駆け上がって来る感じがいいです。

100126seiya2

まだとても寒い時期の夜更けに東の空に、この2匹の怪物たちが地平線を
駆け上がってくる姿を見ると何となく元気をもらえる気がします。

このうみへび座、しし座やかに座と同じくヘラクレス(星座ではヘルクレス座)の
荒行で退治される怪物のひとつです。

神話の中では首を切っても切ってもはえてくる、頭のたくさんあるヤマタノ
オロチみたいな怪物です。

なぜか星座の中では頭がひとつしかなく「ヒドラ」と呼ばれることから、
日本ではウミヘビと訳されてしまったようです。

西洋の星座絵の中にはたくさんの頭が描かれたものがあるのですが、星座絵と
してはそちらのほうが正解だと思います。

春の星座の中でヘラクレスに退治されてしまう怪物たちが集まっているのも
何となく哀れです・・・

うみへび座は大きな星座だけあって望遠鏡で楽しめる天体もいくつかあります。

メシエ天体は3つで、M48(散開)、M68(球状)、M83(系外)と3つともタイプの
違う天体です。

M48は空がきれいだと肉眼でもわかるほど大きな散開星団です。

130422M048_130109

40cm望遠鏡で見ると大きく広がりすぎてあまりおもしろくないです。
双眼鏡で見るくらいがちょうど良いです。

球状星団のM68はかなり淡くて、40cm望遠鏡で見ても肉眼では星雲状に見えて
しまいあまり球状星団ぽくないです。

130422M068_130412

M83は南に低いのでなかなか良い条件で見えにくいのですが、条件の良いときに
見ると棒渦巻き型と呼ばれるタイプの形がわかります。

130422M083_130412

最近の研究では私たちの太陽系が属する銀河系も棒渦巻き型らしいという
ことがわかってきたので、そういう目で見るとちょっと感動できるかも知れ
ません。

カテゴリー: 八ヶ岳の生活 | コメントする

春の星座シリーズ ーその1ー かに座

今日はこの季節にしては珍しく雪でした。

150408stapa

先週までかなり暖かい日が続いていたので少しビックリです。

道路に積もるほどではありませんが、久々に雪景色を楽しむことができました。

標高1100mの八ヶ岳南麓に位置するスタパでは4月末くらいまで雪の降ることが
あるので、寒さ対策は十分すぎるほどしておく必要があります。

さて、こう天候が悪いといい加減このブログもネタ切れになります。

といってお天気のお話ばかりというわけにも行かないので、過去の記事ですが
星座の解説シリーズを再編集して掲載したいと思います。
春の星座のトップは何と言っても「かに座」です。

かに座はふたご座のすぐ隣にある星座なので、わりと早い時期から空に駆け
上がって来るからです。

かに座は黄道12星座のひとつなのでとても有名ですが、すべてが4等星以下の
星で構成されているので見付けるのには苦労しますし、都会地では肉眼で見つ
けることは難しいです。

130327Can_5496

ふたご座の1等星ポルックスとしし座の1等星レグルスの中間あたり(やや
ポルックスより)と覚えておけばよいです。

かに座の歴史は古く、5千年も前から12星座のひとつとして知られています。

この星の並びでなぜカニになるのか、古代人の想像力と慧眼には頭が下がり
ますが、甲羅にあたる4つの星の中に甲羅の模様とも、カニの吐いた泡とも
とれるプレセペ星団があるというのも見事な設定です。

神話では勇者ヘラクレス(ヘルクレス座)に退治されるヒドラ(うみへび座)の
友達の化け蟹で、ヒドラの助太刀をするのですが、あえなくヘラクレスに踏み
つぶされてしまうという可哀相な役どころです。

一説には同じくヘラクレスに退治された化け獅子(しし座)の友達というお話しも
あるのですが、同じ水棲生物同士ですのでヒドラの友達が正解だと思います。

かに座は小さな星座ですし明るい星もないのですが、お奨めの見どころが
いくつかあります。

前出のプレセペ星団(M44)は最も有名な散開星団のひとつです。

130327_M44_5485

肉眼で見ると星雲のように白くモヤッと見えますが、双眼鏡で見ると甲羅に
あたる4つの星の中に宝石箱に収まるダイヤの粒のように美しい姿を見る
ことができます。(星のきれいな場所で、高性能の双眼鏡を使っての話です。)

高倍率の望遠鏡で見てもちっとも面白くない天体の典型でもあります。

M044_130109
プレセペ星団を100倍で見たイメージ

さてかに座にはもうひとつ見ごたえのあるM67という散開星団があります。

130327_M067_130109

かに座の南側のツメにあたる星の近くにありますが、こちらは望遠鏡向けの
対象で、ふたご座のM35やぎょしゃ座のM37・38あたりと比較すると小ぶり
ですが、半円形に並んだような特徴のある並びでとても存在感があります。

春の星座の中で数少ない散開星団でもあります。

かに座の見どころとしてはもうひとつ、北側のツメにあたるι(イオタ)星が
とてもきれいな二重星です。

金色の主星(4等星)と薄いブルーの伴星(6.6等星)の対です。

離角は30.7秒もあるので小口径でも充分に見ることができる二重星で、私は
春のアルビレオと呼んでいます。

アルビレオは夏の代表的な星座であるはくちょう座のクチバシにあたる星で
色の対比が美しいことで有名な二重星なのですが、少し星に詳しいかたなら
アルビレオといえば、すぐにどんな色合いなのか想像が付きやすいのでそう
呼んでいます。

ちなみにスタパでは秋のアルビレオはアンドロメダ座のγ星(アルマク)、
冬のアルビレオはおおいぬ座の145番星ということになっています。

カテゴリー: 天文関係, 星空, 自然 | コメントする