スタパ前の畑には急ピッチで作物の苗が植えられています。
週末だというのに下り坂の残念な天候・・・
夜には雨になってしまいましたが農作物にとっては恵みの雨と言ったところでしょうか・・・・
さて一昨晩はとても良い天気でしたのでいろいろな写真を撮りました。
昨日紹介したM8付近の写真もその一枚なのですが、機材のテストを兼ねて撮ったものです。
マニアネタで申し訳ないのですが・・・・
VixenED102SS(D102mm/f660mm)+笠井製フィールドフラットナー+Eos6D
ISO12800,30sec×24コマコンポジット ステラショット使用
というのが今回のテストの諸元です。
VixenED102SSは少し前から40cm望遠鏡のサブスコープとして使い始めたのですが、フルサイズのEos6Dで直焦撮影をすると写野周辺がボケてきれいな写真になりません。
今回、笠井製トレーディングのフィールドフラットナーを入手したので試写を兼ねていろいろ撮ったというわけです。
下は昨日のM8付近の画像のjpg撮って出しの一枚画像(リサイズのみ)です。
さすがに四隅の部分は少しケラレが見えますが、左右方向はほぼ端まで周辺減光がなく、星像も良好です。
フルサイズ(6D)での活用が十分可能だと判断しました。
というわけで天の川の近辺をあちこち撮影しましたので紹介します。
(画像処理の練習も兼ねているのでお見苦しい部分もあるかも知れませんがご容赦のほど・・・)
まずはさそり座のアンタレス付近
左側のオレンジ色の輝星がアンタレスです。
右下の星の集団は球状星団M4です。
アンタレス周辺の星間分子雲が何とか写っています。(スタパの空+ノーマル機ではこの辺が限界?)
次はM16(ワシ星雲)
星雲中央部にはハッブル宇宙望遠鏡の写真で「創造の柱」と呼ばれる暗黒星雲も何とか写りました。
次はM17(オメガ星雲)
M16もM17も肉眼ではこんなふうには見えませんが、40cm望遠鏡で見ると色は分からないまでも、なんとなくこれを見ているかな・・・といった感じに見えることがあります。
次はM17からM24にかけての銀河です。
M17を一番上にして右下のスタークラウド(星が密集した部分)の中のさらに星の集まりがM24です。(一説にはメシエさんはスタークラウド全体をM24としたらしいとも言われていますが・・。)
まさに天の川にまみれた感じがすると思います。
フィールドフラットナーのおかげで上から下まで気持ちのよい星像となっていて、何とか鑑賞に堪える画像を得ることができるようになりました。
今後ED102SSでの撮影が楽しみになってきましたし、他のEDアポ系の鏡筒でも活用ができそうですので、いろいろな焦点距離での撮影ができそうなのも楽しみです。