今日は曇り空の一日。
でも夜になって晴れました。
貸出望遠鏡シリーズ、ミニスコープが続きます。
☆貸出用望遠鏡No3:ビクセンオリオンミニ60S(D=60,f=300 アクロマート)
ビクセン製、口径60mm、焦点距離300mmでアクロマート仕様のミニスコープです。
カメラ三脚に載せて使用するタイプですので、とりあえず卓上用架台に載せています。
正立プリズムと組合わせて低倍率のフィールドスコープとして使用すると昼間でも意外に良く見えます。
合焦用ドロチューブの設計が適正でないので口径食が生じ実質口径が50mm程度になっていることが意外な良像の原因だったりするところがこの手の製品の困った所です。
まあ「そういうもの」だと割り切って使う分には楽しい望遠鏡です。
☆貸出用望遠鏡No4:ビクセンハーレイマルチ70S(D=70,f=400 アクロマート)
ビクセン製、口径70mm、焦点距離400mmでアクロマート仕様のミニスコープです。
ビクセンがハレー彗星接近(1985年頃)による望遠鏡需要を見込んで作られた製品です。
(同内容でタキオンマルチという商品名もあったようです。)
この商品の素晴らしいところは、卓上三脚や微動雲台などがセットになっていて、望遠鏡としての完成度がとても高いところです。
そこに置いてあるだけで、とてもメカメカしくてワクワクしてきます。
鏡筒自身に微動装置が組み込まれているので、それだけでサブスコープとしても使える優れものでもあります。
実はこの写真の機材は3代目。
人に譲ってもまた欲しくなって入手してしまうという、呪いが掛かったような望遠鏡なのです。
ドロチューブによる口径食があるので有効径は60mm+α程度ですが40倍くらいまでの低倍率ならそこそこ楽しめるし、簡易的な微動装置が付いているので少し倍率が高くても気楽に嘉間良三脚に載せて使えるのが良いです。
オーナー様
ミニスコープのスペックですが、ビクセンオリオンミニ60SはD=60mm f=300mmに
有効径50mmと小さく付記してくれれば、又は名称を「オリオンミニ60S⇔50M」にしてもらえれば、それで好いかな。レベルでしょうか。
持っていませんが大好きなビクセンプラネット80Sも「ビクセンプラネット80S⇔50L」に名称変更です。D=50mm f=400mm (F=8です)
全然、問題ありません。如何でしょうか。
青色つきこ さま
確かに有効径を表示するのが良心ですね。
ただドロチューブの設計上、天頂ミラーや地上プリズムなどを使う場合と直視の場合で有効径が変わるので一筋縄では行かないですね。
ビクセンのシリウス40Lの後期型は50mm,f=800mmのレンズを鏡筒内で有効径40mmに絞るということをしていました。
シリウス50Lという製品と全く同じ鏡筒を用い遮光絞りの径だけで二つの製品をラインナップしていた時期があります。
なぜそんな事をしたのか謎ですが・・・・