シュミカセ用f3.3レデューサーを使う(その4)

今日は週末なのにゆっくり下り坂の天候。

でも夜はほんの少しだけ星を見ることができました。

さてシュミカセ用f3.3レデューサーとm4/3シリーズですが、これまでシュミカセとしては一般的なF10タイプを前提にしてきました。

しかしミード社のシュミカセの中には(すでに製造中止ですが)F6.3という広視界タイプのラインナップもあり、これとf3.3レデューサーを組合わせることができるのかという興味が湧いてきました。

もしも可能ならf6.3×0.33=f2.1 というとんでもなく明るい光学系が得られることになります。

イメージサークルの広さはどうか、良像が得られるのかどうかとても気になります。

ということで、実はスタパには40cm望遠鏡(LX200-40)のバックアップ用望遠鏡として同じLX200シリーズの20cm、f6.3仕様があるのでそれで試してみることにしました。

普段あまり出番がありませんが久々の望遠戦隊シュミカセンジャー_ブルーの登場です。

F10シリーズでm4/3のカメラと相性の良い組合わせ(レデューサーとカメラができるだけ近い設定)で写した景色がこちら。

例によって解像度は今ひとつですが、像面はわりと平坦で周辺減光も少なめです。
(星の写り具合については近々にテストしたいと思っています。)

縮小率は0.33までは行かず0.43くらいですが、それでもf6.3がf2.7になるのでかなり明るくなり、m4/3サイズとの組み合わせでは35mm版換算1100mmという画角になります。

もう一つこの組み合わせでありがたいのは、接眼部側の部品(カメラやレデューサー、アダプターなど)の組合わせた長さが短くできるので、シュミカセのフォークアームの内側に楽勝に納まります。

普通の一眼レフだとフランジバックが大きいのでぶつかる可能性が高く、使うときにかなり気を使わなければなりません。(元々一眼レフではフランジバックが大きすぎてレデューサーとの組み合わせで両総範囲が近すぎて使い物になりにくいです。)

この先シュミカセンジャー_ブルーには少し本気で働いてもらうことになりそうです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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