今日はときおり雲が切れて青空がのぞく天候。
雲間でしたが月が見えたのはずいぶん久しぶりな気がします。
さて今日はニュートニー君の開封レビューです。
梱包箱は予想以上に小さく、少し大きめなランチボックスといった感じです。
対象年齢が14歳以上となっているのにパッケージの写真はどう見ても小学校低学年と未就学児に見えるのは気のせいでしょうか・・・
丁寧な梱包で中には下のような部品が入っています。
もちろんキャップ類はそれぞれが被さった状態です。
鏡筒は横の部分に蓋があってパカッと開けて中の様子が見られるようになっています。
当然ですが中の鏡に決して触ってはいけません。
接眼部はネジ式でピントを合わせるようになっています。
接眼レンズ径は31.7mmで付属の物以外にも市販の接眼レンズを使うことができます。
接眼部も接眼レンズの止めねじも樹脂製なので、止めねじを強く締めすぎたり、ピント合わせて回転するときに大きな力を掛けないように注意が必要です。
接眼部の内側に止めねじ穴のバリが出ていて接眼レンズの装着がスムーズにできないことがあります。
気になるようでしたらヤスリなどで軽く削ってしまうと良いでしょう。(使っているうちに取れて行くかも知れませんが・・)
接眼レンズとしてはスクリーンアイピースなる物と、10mm(20倍用)の接眼レンズが2個付属していました。
10mmの接眼レンズのうち一つはアイキャップが着脱できて、外すと接眼レンズの断面が見られるようにできています。
これ、本来はどちらか一つがあれば良いと思うのですが、なぜか2個付いていました。
(取説には2個付いているとは書かれていないです。)
接眼レンズはリバースドケルナーと呼ばれるタイプで、2群3枚のコーティングされたガラスレンズが使用されています。(中身が見える物と見えない物で微妙にレンズ設計が異なるのですが仕様は同じです。)
アイポイントが短めで、糸巻き型の歪曲収差が大きめですが、見かけ視界が60°近くあり、メガネを使用しないお子さんが20倍という低倍率で使用するレンズとしては必要充分な見え味だと思います。(この見かけ視界はスマホでのコリメート撮影を考慮しているためと推測します。)
スクリーンアイピースは接眼部に取り付けることにより主鏡が作り出す「実像」をスクリーンに映し出す物です。
この鏡筒で使用すると接眼レンズを覗くより広い範囲が映し出されるのでファインダー代わりに使えます。(実際8×30のファインダーの視野に近いです)
暗い天体では使えないですが、昼間の風景や月、明るい惑星などには充分使えます。
スマホアダプターは専用設計だけに気持ちよいくらいにピタリと収まり、簡単に超望遠撮影ができます。(スマホは付属する2本のゴム輪で固定します。)
通常、望遠鏡をスマホで覗いて写真を撮ろうとすると位置合わせにかなり苦労するのですが、その辺の苦労がほとんど無くできてしまいます。
月の写真や野鳥写真などわりと簡単に撮れそうです。(続く)