超お手軽EAAを試す

スタパ周辺は今日も良い天気が続きます。

一年の計は元旦にありといいますので、昨晩はスキー場イベントのお手伝いから戻ったあとプライベート星見をしました。

昨年はいろいろなEAA(電子機器を用いた星空観察)の手法を試行錯誤してスタパとしての活用のしかたを模索していました。

アレコレやっているとだんだん重装備になって、いざ始めようと思うと準備や設定が複雑になって行きました。

ここに来て今シーズンは数年ぶりの厳しい寒さでついつい億劫になりがちでした。

個人的には「ポン・パッ・サッ」(ポンと出して、パッと見て、サッと撤収)という星見スタイルが好きなので、EAAでできないか試してみることにしました。(上の写真は実際に試しているところです。)

昨晩試したのは上の構成です。
・レンズ:12-120mm/F1.8(以前こちらで紹介したCCTV用レンズ)
・CMOSカメラ:ZWO製ASI120MM
・タブレット:HUAWEI NeddiaPadM3Lite10
・カメラ三脚(三脚とカメラの接続は大型のクリップを使用しています。)

ZWO社のCMOSカメラはAndroidのアプリで撮像することが可能です。

ワンショットのみでスタック処理などはできませんが、長秒露光やゲイン調整などが可能なので「明るいレンズと組合わせればある程度EAAに使えるかも?」と、とりあえず試してみました。

M45(すばる)やM31(アンドロメダ銀河)は固定撮影でも双眼鏡で観る以上に写ります。

上の2画像は望遠端(120mm)ですが、ファインダー無しで導入するのは少し難しいです。

でも広角端だと星座のどの辺を観ているか分かるくらいの範囲が写るので、広角端で中心近くに合わせてからズームアップすれば簡単に導入することができます。

広角端と望遠端でピントがずれるのとなぜか中心がズレるのが少し面倒ですが、少し慣れてくるとそれほど煩わしくはないです。

それほど高倍率ではないし、固定撮影なので対象は限られますが、ド定番の天体をEAAでたくさんの人に見せるのには充分使えそうな気がします。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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