ハイブリッド観察会のメリット

紅葉が綺麗なスタパ周辺ですが、今日は晴れのち曇り。

夕方まで晴れていたのに、19時半頃から突然数分のうちに曇ってしまいました。

今日も星景写真を撮っていたのですが、この写真の次のカットはベタ曇りでした・・・

さて好天が2日続いたので成果物が多く、後処理がたいへんです。

追って少しずつ紹介して行きたいと思います。

最近のスタパ観察会はすっかり40cm望遠鏡での眼視と10cm望遠鏡での電視のハイブリッド観察会が普通になっています。

眼視と電視で同じものを見てそれぞれの短所を補っていろいろな天体が観察できるようになりました。

特にこれまで眼視ではとても見えづらく、マニアックな眼がないと見えない天体が電視によりその場で観察できるというのが大きな進化だと思います。

上はNGC7293、通常「らせん星雲」(別名神の眼星雲)と呼ばれるみずがめ座の惑星状星雲です。

惑星状星雲としてはとても大きい天体なのですが、とても淡くて監視ではかなりの難物なのですが、電視だと見ているうちにこんなふうに見えてきます。

こちらはカリフォルニア星雲(の一部)。

かなり有名なわりに写真専用のような天体でこれまで観察会での対象にはならなかったものです。

こちらはさんかく座の銀河M33です。

アンドロメダ銀河と並び私たちの太陽がある銀河系に近いところにある銀河ですが、フェイスオン(正面から見た形)のため淡くしか見えないため、不慣れな方が眼視で見てもあまり面白くない対象です。

観察会で皆さんに(40cm望遠鏡で)ご覧頂く傍らでこれらの画像が映し出されて保存できてしまうのも楽しいです。

従来眼視ではあまりよく見えずガッカリされてしまうような天体でも興味を持ってご覧頂くことができるようになり観察会の幅がいっそう広がった気がします。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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