今日もスタパ周辺は良い天気。
八ヶ岳はもちろん富士山もクッキリでした。
さて12月に入ってから天体撮像用のソフトSharpCapが度々アップデートされ、惑星のみならず、いよいよ月や太陽までライブスタックで高精細な画像が得られるように改良されたようです。
昨晩と今晩、2晩にわたりSharpCapで月の撮影をして見ました。
まずは昨晩・今晩に従来のシステム タカハシFC65(D65/f500mm)+OM-1での直接撮影。
上が昨晩、下が今晩です。
次に昨晩はSharpCapで初めての月撮影とうことでとりあえず1/1.8″センサーのNeptune-CⅡをFC65と組み合わせ同じく直接焦点撮影です。
焦点距離500mmのFC65だと月は(満月なら)直径約4.5mmに写るのですがこの月齢でもNeptune-CⅡのセンサーサイズ(7.9×4.5mm)ではかなりキツキツの感じで写りました。
300スタックしたものをその場で画像処理したもので、精細度ではミラーレスカメラ(OM-1)の一枚撮りよりかなりアップしていますがラチチュード(諧調の豊かさ)ではミラーレスのほうが優れた印象です。
電視観察という意味では画像がピタリと止まり精細感がドンドン向上してゆくライブ感があって面白いです。
また画面上で画像サイズを大きくしてみることができるのでより細かい地形の解説などがしやすいです。
今晩はセンサーが一廻り大きいASI585MC(1/1.2″、11.2×6.2mm)を用いて撮影しました。
取り込みスピードをできるだけ速くするため3840×2160から1920×2160に切り出して撮像していますが、月の全景を写すのにちょうど良い画角です。
精細感は圧倒的に高くなっている感じがします。
ただし、露光量や画像処理方法をいろいろ試したのですが、白飛びに関してはミラーレスに及びませんでした。
でもその反面クレーターから伸びる光条や極域のクレーターなどの描写力はとても凄いです。
撮影のためにパソコンを持ち出さなければいけないのと、ある程度真面目に赤道儀の極軸を合わせなければ落ち着いてスタックの作業ができないのでお手軽さは少し劣るのですが
画像の出来上がりを見るとかなり悩ましいです。
スタパオーナー様
Sharpcap 4.1 の進化は加速してきましたね。
最近、プレートソルブも実装されたので、試してみました。
今までのプレートソルブソフトではコリメート光学系を使用すると
座標を読みとれませんでしたが、Sharpsolveではほとんどの場合で
座標を読みとれ、対象を視野に導入できました。
ただし、毎回一定量視野の中心からズレるのですが、設定の項目で
プレートソルブ後の再導入メニューが「何もしない」だったので
次回、「マウント位置をオフセットして、天体を中央に配置する」
に設定して試します。
ここまでくると、Sharpcapは電視観望に必要な機能が揃ったように思えます。
大石さま
SharpCapの進化は凄いですね。
プレートソルブもかなり高速化されたようですね。
40cm望遠鏡のシステムの都合でこの機能はうまく使えていないのですが・・・
それにしても惑星ライブスタック機能と合わせてかなり隙のない電視観望用アプリになったように思います。