今日もスタパ周辺は良い天気です。
昨晩から風が強くて、少し寒いです。
さて昨晩は風が強かったもののシーイングは意外に良く、木星を見ていると大赤斑が見え始めていました。
それじゃあ・・ ということでバージョンアップの激しいSharpCapを用い、いろいろな撮り方で木星を撮ってみることにしました。
上はSharpCapの惑星ライブスタックで2000スタックの画像を1秒1コマのタイムラプスで90秒(90コマ)撮影した動画をRegiStaxでさらにスタック-ウエーブレット変換したものです。
少し縮小してみるとスタパとしては結構いろいろ写っている感じです。
下はタイムラプスの間隔を20秒に1コマにして約1時間を10秒に縮めた動画です。
大赤斑、衛星とその影の動きが面白いです。
シーイングが激しく変化する様子も分かります。
もちろんタイムラプスを撮影しながら任意のタイミングで静止画を撮ることもできます。
上はリアルタイムに画面上に見えている画像を保存し並べただけのものです。
画面上に処理された画像が映し出されているので、後処理不要で観察会の現場でこの画像を見られるわけです。(もちろんピタリと止まって、ユラユラ動いたりしません)
SharpCapで惑星ライブスタックを使い始めて気付いたのですが、スタパの40cm望遠鏡は相変わらずじゃじゃ馬で、30分くらい撮影をしているとピント位置が変わってきてだんだんぼやけてくるのです。
初めのうちは一々タイムラプスを止めてピントを合わせ直していたのですが、SharpCapには画像の状態をモニターする機能があって、これを見ながらピント調製をすればライブスタックを止めなくても何とかなることが分かりました。
「Frame Filtering」タブの右側に表示されるグラフ縦軸の数値ができるだけ大きくなるように調製すればよいです。
またROIで切り抜いた範囲に対象があってCMOSセンサーの範囲内であれば、微動操作をしても対象を見失うことなく画面上の動きはピタリと止まったままです。
つまり赤道儀の追尾が少しいい加減でも、手動で調製しながらタイムラプスが続けられると言うことです。
こんな至れり尽くせりの機能のおかげで惑星撮影のハードルが思い切り下がった気がします。