組立天体望遠鏡で電視観望 その2

今日も好天な一日。

上は昨晩、スタパコテージ棟のデッキからの眺めです。

さて昨晩はこの最高の条件のもと「組望15改」で電視観望に挑戦しました。

改造しているとは言え定価2310円の鏡筒でどこまでの電視観望ができるかワクワクです。

機材の構成は下記の通り
架台:AZ-GTi(赤道儀仕様、有線接続)
カメラ:Neptune-CⅡ(1/1.8″センサ)
光学系
・鏡筒:15倍組立望遠鏡31.7mm改造(D40/f270mm)
・レデューサー:31.7径0.5倍(実倍率0.6倍で合成焦点距離≒162mm)
・フィルター :UV/IRカットフィルター(SVBONY製)
フリンジキラーフィルター(バーダー製)
アプリケーション(Windows用)
・Synscan(架台制御)
・Stellarium(導入支援用)
・SharpCap(プレートソルブ&撮像)

上記3アプリタッグでの使用は久々で屋内テストの時は少しもたつきましたが、現場ではサクサクと使えて快適だったです。

SharpCapのプレートソルブ機能が強化されてから初めての使用でしたが瞬時と言えるほどに短い時間でプレートソルビングが行われるのにはビックリでした。

かなり快適に電視観望ができしまうので昨晩はたくさん見ました。

まずは西に傾いた秋の天体から、超ド定番アンドロメダ銀河(M31)です。

16sec×32fr(512sec)です。

細かいことを言えば突っ込みどころ満載ですが、2千円の鏡筒ですのである意味驚異的かも知れません。

続いてさんかく座銀河M33、

もう一つ系外銀河、少しマイナーですがアンドロメダ座のNGC891、

全体にピントが甘め(というか輝星が大きく写る)のと、フリンジキラーのためカラーバランスが少し変かなという気もしますが鏡筒が2千円だと思うと(しつこい!)許せます。

秋の定番と言えばもう一つ、ペルセウス座の二重星団、

こちらは4秒露光、低ゲインでできるだけ星の色が出るようにサクッと写しています。

そして散開星団の王者すばる:プレアデス星団(M45)

こちらはメローペ周辺のガス雲が写るレベルで処理しました。

ついでに散開星団をもう一つ、ふたご座のM35です。

隣接する小さな散開星団NGC2158も良く写っています。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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