今日も庭仕事

今日はこの季節にしては珍しいほどの澄み切った青い空。

日に日に濃くなる緑と相まってどこを見ても絵葉書のようにドギツイと感じるほどの景色でした。

今日も昨日に続き庭仕事。

リセットした庭を平らにならしました。

手作りでトンボやトントンする道具をチョイチョイと作って作業しました。

かなりの肉体労働で明日は腕が上がらなくなりそうです。

作業のついでというわけではないのですが、屋外に設置しているロスマンディ赤道儀G11の格納用倉庫(=サイクルハウスともいいます)の幌を交換しました。

2015年の12月に設置してから2年半ほど経過していますが、幌自体の耐用年数が2年のためです。

多少雨漏りしても防水性の高い布でカバーをしているので大丈夫なのですが、幌部分がだいぶくたびれた感じだったので交換しました。

これでまた2~3年は安心です。

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庭の改装工事始めました

今日は良い天気。

昨日までの蒸し暑さがウソのように涼しくて、夜はとても寒くなりました。

月が夕方の西空に戻ってきました。

気流が悪くて寝ぼけた写りになりました。

夜はとても星が綺麗でした。

さてこの先夏休みまではゲストもわりと少なく日が長いので、例年のことですがスタパではあちこちのメンテナンスをします。

今年は庭のレイアウト見直しを大々的に行うことにしました。

というわけでここ数日で庭をリセットしました。

この後どうするのか、かなりの重労働が予想されるのでちょっと途方に暮れています。

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今年の夏は「火星大接近」(その4)

今日も蒸し暑い天候。

昨晩は天気予報に反してなんとか星の見える天候でしたが、今夜は残念ながら曇ってしまいました。

今夜も火星ネタのお話し。

今日は火星の見方についてお話しします。

大接近のときの火星はとても明るく輝き、-2.8等星と木星よりも明るくなります。

いて座にいるので南の低い空でとても目立つ輝き方をしますので、肉眼で見るだけでも楽しめます。


こちらは2016接近時の写真

でもある程度しっかりした望遠鏡を使える環境にあれば、ぜひ100倍以上の倍率で眺めて頂きたいです。

ここで「しっかりした望遠鏡」とは、望遠鏡の命とも言える対物レンズ(または対物鏡)が高精度に製作されていて、きれいな像を結ぶ光学系であることと、望遠鏡を載せる台(架台)が頑丈でガタやブレが少なく、高倍率でも星の動きに合わせてスムーズに鏡筒を動かせるものであることです。

また架台は高倍率を使用するので、微動装置が付いているほうが望ましく、星の追尾が容易な赤道儀式のほうがよいですし、自動追尾用モーターが付いていればじっくり観察するのに向いています。

スタパの貸出用望遠鏡に赤道儀式が多いのはこういった用途を想定してのことです。

一度赤道儀に慣れてしまうと、高倍率の惑星観測に経緯台を使う気がしなくなるほどです。

望遠鏡は口径が大きいほど分解能が高くなりより細かいところまで観察できるので、出来るだけ大きいほうが望ましいのですが、あまり大きいと出し入れがとても億劫になるので体力や住宅事情を勘案してサイズを決めるとよいです。

口径10cm以上を推奨しますが、5cmでもF15以上の長焦点なら意外に見えます。(下は1971年の大接近のときに5cm望遠鏡でのスケッチ)

火星の視直径が20″以上になる最接近の前後1ヶ月間(7・8月の2ヶ月)は小望遠鏡でも充分に観察可能です。

ただし火星の表面模様はとても淡く、コントラストが低くいのでかなり慣れないとスケッチや写真のようにクッキリとした濃淡を感じることができないかも知れません。

古い火星のガイドブックには火星の模様が見えるようになるまでに1ヶ月くらい掛かったという話が紹介されているほどで、「今日は大接近当日」だからといって、その日だけ望遠鏡を向けても慣れていないと全然見えないということになります。

7月初旬くらいから出来るだけ暇を見つけ火星を観察するとよいです。

なぜそんな訓練が必要なのかですが、そのためには人間の眼の特性を少し知っておく必要があります。

人間の眼の中で光を感じる網膜細胞には錐体(すい状体)と桿体(かん状体)の2種類があります。

錐体と桿体は特性がかなり違っていて、継ぎのような役割分担をしています。

・錐体:視線中心付近に集中して、色や形を見分けるが感度は低い

・桿体:視野周辺に分散しており、動きや明暗を感じやすい、色は見分けられないが感度が高い

それぞれの細胞の分布は下図のようになっています。

図から分かるように色や形を見る錐体は視野中心の非常に狭い部分に高密度に配置されています。

本当に細かいものを見分けられる範囲は見張り角で1度未満です。

もっと極端に言うと5円玉を持って腕を一杯に伸ばして見たときに、5円玉の穴の中の範囲くらいしか本当に細かい部分を見分けることが出来ないのです。

普段そんな風に感じないのは無意識のうちに眼を微細に動かして、広い範囲が細かく見えている気になっているだけです。

このため細かいものを見分けるためには、視野の中心(=一番分解能の高い部分)をピッタリ火星に向けて見られるようにしなければいけないのです。

ただ漫然と眺めているといつまでたっても模様は見えてこなくて、懸命に見ようという意思を持って見ないと認識できないのです。

このことを理解して眺めるだけでも火星の模様を早く見つけることができるようになりますので、ぜひ試してみて下さい。(続く)

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初夏で暑い一日

今日は雲が多めでしたが、蒸し暑い一日でした。

昨日、初夏ですと書いたばかりなのですが、今日は散歩をしていると暑くてバテてしまいました。

スタパ周辺ではフジの花が満開で、ミズキの花が咲き始めました。

ミズキの花が終わると花粉症がそろそろ収束するので、ちょっとホッとしています。

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初夏です

今日は雲の多い一日。

でも気温は高く、日向では暑いと感じるほどでした。

八ヶ岳の雪もすっかりなくなってきて、あまり風情がなくなった感じです。

スタパ周辺もいよいよ初夏の雰囲気になってきました。

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今年の夏は「火星大接近」(その3)

今日もまあまあの良い天気。

日向では汗ばむほどでしたが、夜には曇ってしまいました。。

今日も火星ネタ続きです。

今日は火星を見るのに適した望遠鏡とは? そしてスタパの望遠鏡についてお話します。

さて、火星を見るのにどんな望遠鏡で見ればよいのでしょうか?

今年の火星は大接近といっても最大のときで満月の75分の1の大きさしかありません。
満月の模様を見てウサギに見えるとかカニに見えるとか言いますが、それを詳細にスケッチでもしようかと思うと意外に小さくてうまくいきません。

少なくとも満月の大きさの2~3倍くらいの大きさがないと細かいところまでは見えないでしょう。

倍率で言えば200~300倍くらいがほしいところです。


1988.08.08 14h48m(UT)
C.M.=187.7 De=20.8 Dia=18.3″
28cmシュミカセ Or7mm(400倍)
1988年の(準)大接近の時に採ったスケッチです
視直径が18.3″と小さいですがかなりいろいろな模様が見えていました

倍率さえあればどんな望遠鏡でも良いのかというと、断じて絶対違います。

冷静に考えていただければわかることなのですが、対物レンズが小さい望遠鏡と大きい望遠鏡とで同じ倍率にしたとき、当然ですが大きい望遠鏡のほうが明るく見えますし、解像度もずっと高くなります。

だいたい口径のミリ数の2倍以上の倍率にしてしまうと優秀な光学系でも像が暗くなったり、ボケてしまったりして、それ以上の倍率にしてもかえって良く見えなくなると言われています。

小さな口径の望遠鏡なのに300倍とか500倍だのとやたらと高倍率なのを売り物にした望遠鏡がいまだにネットや街で販売されていますが、間違ってもそういった品物に手を出さないようにして下さい。

スタパの40cm望遠鏡でも400倍以上はめったに使いません。

数万円で買えるレベルで300倍以上の倍率は光学的に出たとしても、素人が扱いきれるものではありません。

そういった(高倍率を売りにした)望遠鏡に限って、低倍率でもろくに見えない製品であったりします。

話が少しそれましたが、そんな訳で火星を見るための望遠鏡の口径は最低でも10cm、できれば15cm以上がほしいところです。
(5cmの望遠鏡でも大接近のときであれば模様を見ることはできますが、結構熟練と忍耐が必要になります)

次に口径さえあれば良いのかというとこれもそうでもありません。

火星を観るのには上記のような口径の許す限りの高倍率がほしい訳ですが、

比較的楽に高倍率を得ようとすると焦点距離ができるだけ長いほうが有利になります。

また、焦点距離が長いほうがレンズの収差(ボケ)も少なく作りやすいため、火星を観るのには適しているといえます。

最近販売されている望遠鏡は、扱いやすさや可搬性、収納性を重視するあまり焦点距離をどんどん短くする傾向にありますが、こういった望遠鏡はあまり火星向きでないと言って良いでしょう

さて、スタパの望遠鏡はどうなのでしょう

前にも書きましたが、スタパオーナーは1971年の火星大接近(今から3回前)から天文に深くのめりこんだ人です。

突き詰めれば、火星を良く観たいばっかりに望遠鏡を大きくしてきて、ついにはペンションまで始めてしまった・・・といってもある意味過言でありません。

火星がもっと良く見るようにと望遠鏡を集めて来たので、スタパには大きめな望遠鏡がたくさんあるのです。

ボウエン戦隊シュミカセンジャーと呼んでいる望遠鏡群で、口径のわりにお値段が安くてコストパフォーマンスに優れた望遠鏡達で大接近を迎える火星を待ち構えているわけです。

もちろん一番楽しみにしているは私自身ですがね・・・

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今年の夏は「火星大接近」(その2)

今日はとても良い天気。

散歩をしていると汗ばむほどでした。

火星ネタ続きです。

今日は「2003年の火星大接近」についてお話しします。

今から15年前の2003年8月27日にも火星の大接近がありました。

この大接近は15年ごとに起こる大接近の中でもひときわ最接近時の距離が近いものでした。

「5万7千年ぶり」の大接近という冠が付いてしまったものだから、大きな社会現象となってしまって、大接近当日には各地の公開天文台がパニックになったとか、望遠鏡が市場から消え失せたとか、かなりの大騒ぎとなりました。

同じ大接近同士で比較すれば5%と違わないので、それほど大騒ぎをするほどではないし、最接近当日の前後1~2週間ぐらいは熟練者が見てもそれほど大きさの違いが気になるほど見え方が変わるわけではありません。

ですから今回の大接近も充分大きな火星が楽しめますし、今回最接近となる7月31日の前後2週間くらいは火星観測の絶好期で、前後1ヶ月でも充分楽しめる大きさと言えます。

ところでスタパが開業したのは2002年10月で、狙ったわけではないのですが万全の体勢で火星大接近を迎えることができました。

開業後最初の夏休み期間が火星大接近と重なり、おかげでたくさんのゲストに利用頂くことができました。

あまり天候に恵まれず、観測できた日数はとても限られたのですが、当時普及しだしたwebカムと動画スタック+ウエーブレット変換のソフトを活用して出来る限り火星の画像を撮影していました。(ほとんどゲストそっちのけでした・・・)

スタパサイトに特設のページを作ってそれらを公開をしました。

以下にそのページのコピーを復刻させます。

少し長いですがかなり気合いが入っていたという熱を感じて頂ければと思います。

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2003作成「火星特設」ページより

 

5月22日現在のところ火星の視直径は10″をようやく超えたところで、真夜中過ぎに昇ってきて、日の出のころに南中します
大接近のときはいつもそうなのですが、日本ではあまり高くまで昇らないため気流の影響を受けやすく、視直径も小さいのでまだ少し見え辛いです

030522の火星 2003.05.21 18h33m(UT)
C.M.=90.2 De=-19.1 Dia=11.1″
40cmシュミカセ PL17mm
SONY DCR-PC7
Registaxにより433FR コンポジット
ウエーブレット変換約60秒のビデオ画像から433フレームを抽出し合成したものです

6月22日火星の視直径は15″超え、表面模様もだいぶはっきり見えるようになってきました
先月の写真と同様、火星面で比較的顕著な模様の少ない部分が写っています

030621の火星 2003.06.21 17h52m40~54m20(UT)
C.M.=123.5 De=-20.5 Dia=15.3″
40cmシュミカセ Or25mm
SONY DCR-PC7
Registaxにより290FR コンポジット
ウエーブレット変換約100秒のビデオ画像から気流の安定した画像290フレームを抽出し合成したものです

7月22日火星の視直径は20″超え、大接近の雰囲気が出てきました
また先月の写真と同様、火星面で比較的顕著な模様の少ない部分が写っています
ここから撮影システムが変わりウエッブカメラを使用しています
火星が大きくなっているのと合わせだいぶ良く写るようになりました

2003.07.21 15h20m(UT)
C.M.=174.5 De=-20.5 Dia=20.4″
40cmシュミカセ 直接焦点
Philips ToUcam
Registaxにより100FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画100フレームを合成したものです

8月12日火星の視直径は24″超え、前回の大接近の時より大きくなりました
火星面では目立つ模様の大シルティスやサバ人の湾が見えています
気流が悪くあまり良い写りではありませんが南極冠がだいぶ小さくなっているのがわかります

2003.08.12 14h31m(UT)
C.M.=323.9 De=-19.4 Dia=24.1″
40cmシュミカセ 直接焦点
Philips ToUcam
Registaxにより140FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画140フレームを合成したものです

8月21日火星の視直径は25″に達し、本当に大きく感じられます
火星面で最も目立つ模様の大シルティスが見えています
台風一過だったのですが意外に気流が安定していて多分今シーズンのベストショットだと思います

2003.08.21 16h37m(UT)
C.M.=274.0 De=-19.0 Dia=24.9″
40cmシュミカセ 直接焦点
Philips ToUcam
Registaxにより390FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画390フレームを合成したものです

8月27日最接近の火星を見ることはできませんでしたが、2日後の画像です
派手な模様の無いあたりですが、いろいろ写っています
南極冠が急速に縮小しているのがわかります



2003.08.29 14h34m(UT)
C.M.=173.3 De=-18.8 Dia=25.0″
40cmシュミカセ 直接焦点
Philips ToUcam
Registaxにより179FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画179フレームを合成したものです

9月2日最接近を少し過ぎましたが9月中は充分大きな火星が楽しめます
早い時間からの観望ができますので長時間楽しむことができます
天候も少し安定してきましたので火星の自転の様子を捉えることができました

11h03m(UT)C.M.=77.7 12h06m(UT)C.M.=93.1 13h11m(UT)C.M.=108.9 14h32m(UT)C.M.=128.7 15h31m(UT)C.M.=143.1
共通データ
2003.09.02  De=-18.8 Dia=24.8″
40cmシュミカセ 直接焦点  Philips ToUcam
Registaxによりコンポジット ウエーブレット変換

9月も中旬を過ぎましたがまだまだ充分に大きく見えます
南極冠がかなり小さくなって形もだいぶいびつになってきていることがわかります
右写真の中央付近の蛇の頭のような模様はサバ人の湾といい火星の名所のひとつです

2003.09.17 14h12m(UT)
C.M.=359.8 De=-18.5 Dia=23.2″
40cmシュミカセ 直接焦点
Philips ToUcam
Registaxにより543FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画543フレームを合成
9月下旬から10初旬には晴れる日が多くなって観測できる日は多くなったのですが
秋から冬の空特有の気流の悪さで、火星の見かけの大きさのわりに模様が見えにくくなっています
この写真からバーローレンズ(テレビュー製パワーメイト)で拡大しています

2003.09.26 13h52m(UT)
C.M.=272.7 De=-19.1 Dia=21.5″
40cmシュミカセ 2倍パワーメイト
Philips ToUcam
Registaxにより232FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画232フレームを合成

2003.10.09 13h31m(UT)
C.M.=138.9 De=-20.45 Dia=18.2″
40cmシュミカセ 2倍パワーメイト
Philips ToUcam
Registaxにより298FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画298フレームを合成

 

11月になるとさすがに火星は小さくなり気流も
悪くなるため観測しつらくなります
南極冠はもうすぐ消滅するのでしょうか

2003.11.06 11h34m(UT)
C.M.=215.7 De=-23.3 Dia=14.1″
40cmシュミカセ 2倍パワーメイト
Philips ToUcam
Registaxにより89FR コンポジット
ウエーブレット変換
動画89フレームを合成

11月以降火星はどんどん遠ざかり秋から冬の激しい気流に阻まれほとんど観測することができませんでした
大接近フィーバーも嘘のように静まりしばらくは火星ともお別れといった感じです(完)

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今年の夏は「火星大接近」(その1)

今日は朝から雨模様

昼前から夜までよく降り続きました。

さてすでにご存じの方も多いと思いますが、今年7月31日に火星が15年ぶりに大接近になります。

上の写真は2003年の大接近のときにスタパで撮影した写真です。

「火星大接近」といいますが別に火星が地球に近づくのではなく、公転周期(太陽を一回りする周期)が地球は365日、火星は660日なので約2年2ヶ月に一度地球が火星を追い越すわけで、この追い越すときに最接近となりるわけです。

ただし火星は地球よりかなりいびつな楕円軌道で太陽の周りを回っているので、太陽から一番離れたあたりで地球が追い越すときを「小接近」、一番近いときに追い越すときを「大接近」といっています。

大接近の次の会合周期では少しだけ離れたところで接近になり、その次ではさらに離れたところで接近となり、やがて小接近になって、また約15年後には大接近となるという繰り返しになります。

今回の大接近に関する詳しい情報はアストロアーツ社のこちらのページをご覧頂くだくとして、このシリーズでは少し私的なお話しをさせて頂きます。

なんといっても私が星の世界に身を持ち崩す(?)ことになったきっかけが「火星大接近」だからなのです。

私が星に本気で興味を持ち始めたのは中学1年の頃でしたが、本格的に星を観測することになったのは1971年の火星大接近からといえます。

当時所有していた口径わずか5cmの屈折望遠鏡で、天気がよければ毎日のようにスケッチをとっていたのです。(上の写真の鏡筒がその望遠鏡です。私にとって初号機なので未だに手放せません。)

火星は大接近のときでも木星の半分強の大きさにしかならないので、よほど慣れないと100倍くらいの倍率ではあまりよく見えないのですが、そこは若さと根性で上のようなスケッチをとっていたのです。(100倍くらいの倍率だと肉眼で月を見るのと大して違わない大きさで、肉眼で月のスケッチをしようと思うとかなり苦労すると思います。)

でもある晩(天候の都合で)数日ぶりに火星を見ると、見えるはずの表面模様が全くと言ってよいくらいほとんど見えません。

大接近の少し後くらいの時期になると火星面上で「大黄雲」という大規模な砂嵐が起こり火星面が見えなくなるということは知っていたのですが、6千万キロも離れた別の惑星で発生した砂嵐をまさにリアルタイムで目撃したという経験が私の人生に大きなインパクトを与えたのでした。

以来、火星が接近するごとに、もっと良く(細かく)見たいという欲求に駆られ望遠鏡がドンドン大きくなって行きました。

スタパを開業することになったのも、ある一面ではもっと大きな望遠鏡で火星を見たいという気持ちもあったのです。

スタパの開業は2002年の10月ですが、その翌年2003年の夏は前回の火星大接近でした。

そんなわけで個人的な思い入れがたくさんの火星大接近ですので、しばらく(何回か)火星のお話しにお付き合い下さい。

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古人が見た星座の秘密 その15(完)

今日も気持ちのよい快適な天気です。

スタパ周辺ではあちこちでツツジが満開。

サクラよりも派手な配色の花が多いので、絶対量は少ないですが目を楽しませてくれます。

そしてタンポポの綿毛も満開でひと風吹けば綿毛が雪のように舞います。

さて今日は「古人が見た星座の秘密」シリーズ、いよいよ最終回です。

4.バイエル符号の謎(続き)

4-2. オリオン座バイエル符号の謎(その2)

さて前節でオリオン座の左下にあるκ星(サイフ)は2等星でオリオン座の骨格を表すのにかなり重要な星なのにギリシア文字の10番目が割り当てられている謎についてお話ししたのですが、これ以外にも腑に落ちないバイエル符号の星があります。

私が以前から気になっていたのはオリオンの頭にあたる部分の星にギリシア文字の11番目(λ:ラムダ)が割り当てられていることです。

確かにλ星自体はη星やι星よりもわずかに暗いのですが、周囲に4~5等星の星をたくさん従えていてかなり目立つので、もう少し若いギリシア文字が与えられても良いのではないかと思うのです。

明るさの順という意味ではわりと順当とも言えるのですが、他の星座では少し無理をしてでも「頭」の星に若いギリシア文字を割り当てていることが多いので、何か作為的なものが感じられるわけです。

そういう意味でλ星のあたりを双眼鏡で見ると、何とλ星を軸にして周囲の星が「λ」の形に並んでいるのです。

やはり頭の星に「λ」を割り当てたのは作為的なことだったのかな~と、古人を疑ってしまうのです。

そしてもう一つ気になっているのは三つ星(δ(デルタ)-ε(イプシロン)-ζ(ゼータ))の並びです。

実は三つ星のうちδ星は他の2星よりも少し暗いのです。

オリオン座の骨格とも言える外側の4星による四角と三つ星で作られる鼓型の星列の中で一番暗い星なのです。

東の空で昇ってくる順番だといわれてしまえばそれまでなのですが、やはり少し作為的な雰囲気が感じられるのです。

例によってそういう気持ちで三つ星のあたりを見ると・・・・

このあたりは微光星がたくさんあるは、オリオン大星雲はあるはで、とても豪華な眺めを楽しめる領域です。

その豪華さについ見過ごしてしまいがちなのですが、よく見るとδ-εの軸に微光星がきれいな「δ」を形作っていることに気付きます。

やはりここにも古人の遊び心が隠されていたのではないかと思うのです。

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春と夏のあいだ

今日はまあまあの好天。

この時期にしては珍しいですが、昨日までの冷え込みで山はまた真っ白になっています。

畑では高原野菜が元気に育っていますし、高原大橋周辺では藤の花が咲き始めました。

驚くほど寒い日があったり、とても暑い日があったり、まさに春と夏のあいだという感じがします。

気温が低いわりに水蒸気が多いのか、薄雲の多い一日でした。

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