本題に入る前にまずはヘルクレス座の探し方から・・
ヘルクレス座は全天で88個ある星座のうち大きいほうから5番目の星座でかなり大きい星座といえます。
ただ、大きな星座の特徴として星座を形作る星たちが暗く、結び方にかなり無理がある傾向が強いです。
3等星前後かそれ以下の星で形作られるヘルクレス座は夜空の中で見つけるのにかなり苦労するかも知れません。
こと座のベガとかんむり座の中間にある「K」の形が目印なのですが位置関係を良く頭に入れておかないと、うまく見つけられないことがあります。
ベガとはくちょう座のデネブをベガ側に2倍延ばしたあたりにKの中央があると覚えておくと見つけやすいと思います。
さて、ヘルクレス座の「K」が簡単に見つけられるようになると、北天で最も美しいと言われる球状星団M13を簡単に見つけられるようになります。
「K」の縦棒の下から3分の1のところにM13はあります。
まあ8~10倍クラスの双眼鏡で見ても昨日紹介したM5と同じような、
ピンぼけの恒星状に見えるだけなのでそれほど面白くありません。
条件の良い空で口径20cmくらいの望遠鏡で眺めるとこんな感じに見えて
きますので、ぜひ場所を覚えてほしい星団です。