ここで紹介するのは下の写真で丸く囲んだ部分です。
へびつかい座とヘルクレス座の間あたり(位置としてはヘルクレス座に属します)
で、一昨日紹介したへびつかい座の左側の「ポニアトスキーの牛座」の反対側
あたりになります。
双眼鏡で見ると・・・
何ともいえないカーブに星が並んでいます。
こんなふうに結べばナポレオンの帽子のように見えます。
これですとネコが木の上から獲物を狙っているような感じに見えます。
ネコがかわいいので(?)、ヘルクレス座ラースアルケチー近傍ネコ星列と呼びます。
すぐお隣のへびつかい座のラースアルハゲがそれ自体を含んで特徴的な星列があるのに対して、ラースアルケチー自信はこれを含む星列を持たない代わりに、近傍に二つの特徴的星列を持っているということになります。
また、ラースアルケチーは望遠鏡で見ると黄色とオレンジのかなりきれいな
二重星でもあります。
100倍くらいの望遠鏡でぜひ見ていただきたい二重星のひとつです。
2017.05.25 追記
この星列を改めて眺めていると、どう見てもカメレオンに見えてしまいました。
ご丁寧に獲物を捕るために長い舌を出した状態のカメレオンという見立てができて面白いです。