星座絵では三ツ矢の東側からはフォーマルハウトに向かって2本の星の並びをつなぎ水の流れを作ります。
素晴らしく透明度の良い星空の夜にみずがめ座を見ると、上の写真で点線の丸で囲んだあたりに細かい星(5~ 6等星)をたくさん見つけることができます。
実はこのあたり、まるで勢いの良い水の流れから水がはじけ飛んでスプラッシュな状態になっているのです。
どうしてここに威勢良く水を流す姿を置いたのか、古人の気持ちが分る気がするような、はじけ飛ぶ星々です。
それに気づくと、実はみずがめ座は名作といえる星座なのだと思えて来ます。
折れた矢のような星列もあり、星列の一つに登録したいところですが、水がはじけ飛ぶような星々をみずがめ座本来の姿を楽しむ材料として「水瓶スプラッシュ星群」と呼びたいと思います。
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