カシオペヤ座「W」の一番西側に位置するカフ(β星)から伸びる千鳥足星列(ABK049)が見えたら、その少しだけ西側(写真では左側)にある散開星団NGC7789が同一視野に見えるはずです。(千鳥足星列もNGC7789も天の川が見えるくらいの条件でないと見えないかも知れません。)
このNGC7789はメシエ天体に入っていないのが不思議なくらい大きくて明るい天体なのですが、小さな望遠鏡では星雲状に見えるほどもの凄くたくさんの微光星で構成される散開星団です。
スタパの40cm望遠鏡では(条件の良い日には)ゲストから歓声が上がる天体のひとつと言えるほど見応えのある天体です。
双眼鏡でこのNGC7789を見ると丸い星雲状に見えるのですが、目の形にこの星団を星列が取り囲んでいます。
白い瞳をした目がこちらを見ているようでドキリとします。
「NGC7789の白い瞳星列」と呼びます。
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