春の一等星の中でひときわ明るいのがうしかい座のアルクトゥールスですが、空の条件の良い時にこの星を双眼鏡で見ると、この星を取り囲むような三角形に近い星列が目に着きます。
またこの星列のすぐ上(北側)には小さな三角形があって、これを結ぶとまるで卵(=アルクトゥールス)を暖めている親鳥のような星列を結ぶことができます。
アルクトゥールスがとても明るいので光り輝く金色の卵をとても大切に温めているような感じがして、こちらの気持ちまで少し温かくなるような気がします。
この星列を「うしかい座アルクトゥールスの卵を抱く鳥星列」と呼びます。