今日は曇り空。
スタパ周辺は紅葉を通り越し本格的な落葉シーズンになってきました。
ここのところ出前観察会を引き受けることが多くなっているので、出前時に使う接眼レンズをしっかり選んでおくことにしました。
使う望遠鏡や見る対象によっても若干違ってくるのですが、低倍率から高倍率までいろいろな倍率が出せるように選んでみました。
上の写真は右から
・NPL30mm(ビクセン)
・PHOTON15mm(国際光器)
・セレストトロンズーム8-24mm
・SLV5mm(ビクセン)
・LE2mm(笠井トレーディング)
LE2mmは出来の良い短焦点アポ専用の超高倍率用です。
PHOTON15mmとSLV5mmのあいだの接眼レンズは先日まで7~10mm程度のものを探していたのですが、割り切ってズーム式を導入しました。
このためPHOTON15mmの出番も危ぶまれるのですが、覗きやすさと視界の広さのバランスが良いので残しています。
これらの接眼レンズはとにかく覗きやすいことを重視して選んでいます。
マニア受けの良い広視界のものや解像感が高く抜けのよい接眼レンズは意外に覗くときの眼の位置がシビアだったり、アイレリーフが短かったりと使う人を選ぶことが多いです。
スタパでの観察会をしていて感じるのですが、普段望遠鏡を覗き慣れていない人達にとって望遠鏡を覗くという作業は予想以上に難しいもののようなのです。
せっかく少しでもたくさんの人に望遠鏡で星を見る楽しさを伝えたいと思っても、自分の見得でこういった難しい高級アイピースを使ってしまうと逆効果になってしまうこともあるというわけです。
上で紹介ている接眼レンズはメガネをしたままでも視野全体が見渡せる長いアイレリーフを持ち、光軸が多少ずれていてもブラックアウトしたりビーンズエフェクトという影が生じないものを選んでいます。(ズームアイピースのみわずかですが影が出ます。)
こんな100円ショップのプラケースに入れていつでも出動OKの状態にしてあります。