ETX-90(鏡筒)で遊ぶ その3

今日は終日雨の予報でしたが、なぜかときおり薄日の射す天候。
涼しいわりに湿度が高く、暑いんだか寒いんだか分からない調子が狂う天候です。

7月も最終週となりましたが、どこまで梅雨が続くのでしょう。

さてETX-90遊びの続きです。

ETX-90は口径90mm、焦点距離1250mmのマクストフカセグレイン式と呼ばれる全面にレンズの付いた反射望遠鏡です。

さてETX-90遊びの続きです。

ETX-90は口径90mm、焦点距離1250mmのマクストフカセグレイン式と呼ばれる全面にレンズの付いた反射望遠鏡です。

この光学系はミード社以外でもセレストロン社やスカイウォッチャー社などからも同じ仕様のものが発売されています。

他社との大きな違いはETX-90が原則として自動導入式の経緯台と一体型で分解して使用する前提ではないことです。(他社はセットで販売していても外して鏡筒単体で使うことが容易です。)

ETX-90の場合一度架台から外してしまうと元に戻すのが少し厄介なので自動導入機として使用するなら外さない方が望ましいです。

でも外したら使えないわけでは無く、ちゃんとカメラ三脚用ネジが鏡筒底部に設けられています。

これを使えば当然ですがカメラ三脚に取り付けできます。

またアリガタ金具を取り付ければ、様々な望遠鏡の架台に搭載することができるようになります。

ここで使用しているアリガタ金具はミザール製(現在流通しているかは不明)ですが、この金具なかなか優れもので、とても汎用性が高いです。

少し幅が狭いのでアリミゾ金具の止めねじ長さが足りないこともあるのですが、小型鏡筒のアリガタとしてはお奨めです。

少し話が逸れました。

もう一つETX-90が他社品と大きく違うのは、フリップミラー内蔵で焦点位置を直接焦点と光路を90°曲げた2方向に切り替えられるようになっているところです。

フォークアームに取り付けられた状態での使い良さを考慮して、ミラーで90°曲げた方向から覗くのがデフォルトで、純正のままでは写真のように直接焦点側は蓋がしてあります。

純正のフォークアームに取り付いた状態ではアームとの隙間が小さくてあまり使い道がないのですが、鏡筒単体となると話はだいぶ変わりかなり便利な使い方ができるようになるのです。

例えば高倍率用と、低倍率用を切り替えて使うとか、

眼視とカメラを瞬時に切換られるという便利な使い方ができるのです。

眼で覗いて見えたものを

瞬時に切り替えて写真に撮る

という芸当ができてしまうのです。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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