ETX-90(鏡筒)で遊ぶ その5

今日も曇り時々雨の一日。

5月末にデスクトップパソコンを更新したのですが、付属されていたキーボードが省スペースのコンパクト型というタイプでした。

このキーボード、省スペースなのは良いのですがキーの配置が標準的なものと変わっている部分が多く、やたらとミスタッチばかりしてもの凄くストレスを感じるようになりました。

ブラインドタッチができる訳ではないのですが、それでもあるべきところに目的のキーが無かったり、本来キーが無いはずのところにあったりとということが度重なり、結局キーボードを追加購入することにしました。

購入したのが手前のもので、ナカバヤシ製有線キーボードFKB-U246Kという物です。

このキーボード、静音性なので深夜にブログを書いても音を気にせずにすみます。

それとキーピッチが18.6mmと標準的な19mmよりほんの少しですがピッチが詰まっていて、手の小さな私にも打ちやすいのが気に入っています。

さて本題、ETX-90で遊ぶシリーズです。

ETX-90の鏡筒には8倍21mmという仕様の導入用の正立ファインダーが付属しています。

使用時に初心者でも違和感の少ない正立ですし、キッチリ覗くことができれば問題ないのですが、実はかなりアイポイントが短く覗きにくい仕様なのです。

地上風景などの場合はそれほど問題ないのですが、45度くらいより上を見ようと思うと、上の写真のように視野全体を見るのがむずかしくなります。

上の写真でも相当気を付けて(苦しい姿勢で)眼をファインダーにくっつけているのですがこの程度です。

昼間なら視野の中が明るく見えるのでアイポイントを見失わないのですが、暗闇の中でうまく覗くのがかなりむずかしいのです。

そこで追加したのが透過型のドットファインダー。

接眼部後方からファインダーを覗くと、赤い点が見えます。(昼間なので分かりにくいですが写真を拡大するとわかると思います)

眼の位置がかなりラフでも赤い点を見つけられるので、わり楽に導入が可能になります。

ドットファインダーの取付は、純正でフォークアームに鏡筒を固定するネジを活用しています。

鏡筒に加工無しで部品が追加できるのも(マニア的には)嬉しい仕様です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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ETX-90(鏡筒)で遊ぶ その5 への4件のフィードバック

  1. RAGS のコメント:

    ネオワイズ彗星を見ようと、数年振りにETX-90(RA)を引っ張り出しました。
    彗星のような淡い天体をを導入するには、純正のファインダーでは力不足の上、スタパオーナー様も言われている通り、とても覗きにくい。
    これまでファインダー脚が短いので覗きにくいと思っていたのですが、アイレリーフが短いからなんですね!20年間気付きませんでした。(笑)
    そろそろ火星が見頃なので、架台を使い易い物に交換しようと思っていましたが、先ずはファインダーからですかね。
    5cm位のファインダーがあると、淡い天体も導入し易いんですけど、さすがにETX-90にはバランス悪いですね。

    ちなみにネオワイズ彗星は、ETXより双眼鏡の方がよっぽど彗星らしく見えました。

  2. スタパオーナー のコメント:

    RAGSさま
    コメントありがとうございます。
    ETX-90のファインダーって本当に困ったちゃんだと思います。
    5cmファインダーは確かにETX-90に載せるとかなりシュールな感じですね。
    いっそガイド鏡兼用とすれば納得の行く使い方になるかも知れません。
    とは言え主鏡がETX-90で何を撮るのですか?という感じもしますが・・・

    ETX-90はF値が大きいこともあって、とにかく暗いです。
    口径食や反射率の関係もあって8cm屈折と何度較べても見え味が劣ります。
    口径9cmと思うと頭にきてしまうにで、6cm屈折較べて見え方は負けないのにコンパクトで運用が楽なのだと思うようにしています。(笑)

  3. RAGS のコメント:

    スタパオーナー様
    レスありがとうございます。

    過去の記事をいくつか拝見させて頂きましたが、とても参考になります。特にスコープテック ゼロの記事に興味を引かれました。私のETXは20年選手で、さすがに架台にはガタが来ており、適当な架台を探しています。
    スコープテック ゼロと赤道儀の極軸を組み合わせるアイデアは面白いですね。ETXの架台をモーター付きの極軸に取り付けると、ETXの目盛環が恒星時目盛環として使えるので、上手くいけばファインダー不要になるかもしれません。

    光学系は架台と比べると劣化は少なく、初期の性能をある程度保っているように思います。こちらの目の劣化の方が遥かに大きい。(笑)
    小口径カセグレン系の宿命か、コントラストはイマイチで星雲・星団を見てもパッとしませんが、シャープさはなかなかで、月や惑星は良く見えます。この手軽さでそこそこ見えるので満足しています。

    実は20cmニュートンも所有していますが実家に置いてあり、今の状況では帰省もままならないので、しばらくはETX-90を使い倒してやろうと思っています。

    これからも面白い記事を期待しています。

  4. スタパオーナー のコメント:

    RAGSさま
    ETXの架台をモーター付きの極軸に取り付けるという発想も面白いですね。
    ETX-90ほ個性の強い筒で万人向けとは言いにくいですが、コンパクトさとフリップミラー内蔵というギミック感が魅力だと私は思います。
    個性を活かす使い方をして上げると楽しいですね。

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