今日は少しだけお空の見える時間もありましたが、夜は曇りときどき雨でした。
写
さて「双眼鏡で観察会」が続きます。
5.「双眼鏡で観察会」の実際
5-4.季節別「双眼鏡で観察会」で観る対象
5-4-1. 夏編 前々回掲載済み
5-4-2. 秋編 前回掲載済み
5-4-3. 冬編
冬も双眼鏡向けの見所がたくさんあります。
明るい対象も多いので都会でもいろいろ楽しめます。
1)使い方練習用恒星
冬の星座の中には7個の一等星があって、冬のダイヤモンドとか冬の大三角などが象られているので使い方の練習に事欠くことはないと思います。
2)きらめきと色の違いの観察
冬のダイヤモンド+ベテルギウスの星々を見て、色の違いや高度によるきらめきの違いを体感するのが良いと思います。
3)小星座と星座の一部分の観察
冬は意外に双眼鏡向けの小さい星座が無いです。
一部分としては
・オリオン座の三つ星付近(星が多くて圧巻です)(ABK073)
・オリオン座π星列(オリオンが盾のように持っている毛皮に見立てられた星の並び)
・おうし座ヒアデス星団(ABK066)(雄牛の顔に見立てたV字型の星の並び)
4)双眼鏡向けの星雲星団
上のヒアデス星団もV字に並んだ星以外にもたくさんの星が視野に並び圧巻ですが
・おうし座プレアデス星団(すばる:ABK065)
・とも座M46-M47二重星団(ABK086)
・ふたご座M35(ABK077)
・おおいぬ座M41(ABK083)
など双眼鏡でも見応えのある散開星団が多いです。
またオリオン大星雲M42(ABK074)は双眼鏡で広がりを捉えることができる見応えのある散光星雲です。
5)お奨めアステリズム
冬の天の川沿いには(6等星以上の)明るめの星が多くて、意味ありげなアステリズムが作れそうな宙域が多いです。
なかでもお奨めは
・オリオン座の中の「ペガススの四辺形とアンドロメダ」(ABK071)
三つ星と左肩のベラトリクスの間にあります
・おおいぬ座のお尻星列(ABK084)
(おおいぬ座のお尻あたりに半楕円に並んだプリッとしたお尻が見えます。)