今日は台風一過ですが、ドンヨリ曇り空でときどき雨。
こんな天候でもスタパではレモンクイーン(宿根ヒマワリ)が咲き始めました。
さて「双眼鏡で観察会」が続きます。
5.「双眼鏡で観察会」の実際
5-4.季節別「双眼鏡で観察会」で観る対象
5-4-1. 夏編 前回掲載済み
5-4-2. 秋編
1)使い方練習用恒星
秋は明るい恒星が少ないのですが、10月くらいまでは夏の大三角が使えます。
晩秋には冬の星座が昇ってきますので、カペラやアルデバランを使うと良いでしょう
2)きらめきと色の違いの観察
きらめきという点では
初秋:ベガ、アルタイル
晩秋:カペラ、アルデバラン
などを使うと良いでしょう。
ベガやカペラは赤緯が高いので低空にある時間が比較的長く、キラキラ瞬く様子を楽しめます。
色の違いの観察では秋の四辺形(ペガススの四辺形)を構成する各星を見ると面白いです。
(1つだけ明らかに色の違いがあるけど、どれかな~・・と振ると楽しいですよ)
色の違いではないですが、ケフェウス座のガーネットスター(ABK045)は濃いオレンジで、双眼鏡でもよく分かります。
話のネタとして使えます。
3)小星座と星座の一部分の観察
双眼鏡向け小星座として
・こうま座(ABK031)(下の写真)
・みなみのかんむり座(ABK032)
・さんかく座
星座の一部分としては
・みずがめ座三ツ矢星列(ABK037)
・やぎ座α星付近の二重星群(ABK033)
4)双眼鏡向けの星雲星団
・ペルセウス座の散開星団 Mel.20(ABK057)(下の写真)
・ペルセウス座の二重星団 h-χ (ABK048)
・アンドロメダ銀河 M31(ABK054)
5)お奨めアステリズム
・アンドロメダ座 NGC752のゴルフボールとパター星列(ABK056)
・カシオペア座ラッキーセブン星列(ABK068)
秋は明るい星が少ないので地味な感じが強いのですが、双眼鏡で散歩をすると意外にたくさん見所があって楽しめます。