こうま座はペガスス座のすぐ隣にあるとても小さくて存在感の薄い星座です。
ペガスス座の鼻先に当たるεのすぐ西側(南中時には右側)にあるのですが、目立たないのも当然、星座を形作る一番明るい星でも4等星、他は5等星でしかも面積は全天で一番小さな南十字座に次いで2番目の小ささです。
星座絵を見るとペガススに隠れるように顔だけしかありません。
ペガススに子供がいたという話もありませんし、ハッキリした神話のエピソードがあるわけでもないのでどさくさにまぎれているという感じが強いです。
それでも現在の星座の基礎となったプトレマイオスの48星座(2世紀に作られた)の中には含まれていますので、歴史だけは古いです。
暗い星ばかりなので都会では見つけるのでさえ難しいですが、双眼鏡を使えばわりと簡単に見つけられると思います。
双眼鏡では視野一杯に逆さまの馬面が見えていると思うと少し楽しくなります。