夏休み~秋期の営業について

今日はまたすっかり梅雨空に戻った感じです。

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さて、昨日・今日とズッとPCにかじり付いてホームページの更新をしていました。

かねてお知らせしているように、この夏から秋(当初は7/16~9/30の予定でしたが諸般の事情により11/30まで)の間スタパの営業形態はB&B(ベッドと朝食の意味)営業となります。

ただしこの期間中はしばらくご利用を容赦願っていた未就学児にもご利用頂けるようにしました。

さらにこの期間中は「天体望遠鏡教室」、「星空写真入門教室」を毎日開催します。

親サイトにこの辺のご案内を掲載させて頂きました。

 

天体望遠鏡は購入しては見たものの使い方が分からなくて仕舞い込まれてしまうことが多い機材です。

使い方が難しいと思われることが多いのですが、ほんの少しのコツが分かれば小学生でも使いこなせるようになります。

教材費のみで使いこなしまでをしっかりお教えしますので安心してお申し込み下さい。
また最近はデジカメの進化で誰でも簡単に星空の写真が撮れるようになりました。

こちらもちょっとしたコツが分かれば簡単です。

初めて星空写真を撮って見ようと方にお奨めのコースですのでお気軽にご参加下さい。
合わせてご夕食の施設選びの参考にして頂けるよう、近隣レストランのご案内を掲載致しました。

こちらも活用頂けると嬉しいです。

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七夕について再度考える

今日も素晴らしく良い天気。

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そして今日は7月7日は七夕。

夜は雲が多いものの珍しく何とか星の見える天候でした。

でも例年のことですが、新暦の7月7日に七夕まつりを行うのは如何なものかと申し上げています。

この梅雨の時期に七夕を無理があると思いませんか?

なぜなら日本の本州付近ではこの時期に梅雨が明けていることは稀で、せっかくの星のお祭りなのにほとんどの年で七夕の星を見ることができないです。

しかも7月7日頃というのは、七夕の星である織姫星(こと座のべが)や彦星(わし座のアルタイル)はまだあまり高く昇っていなくて、天の川も昇ってきてはいますがよほど空のきれいな場所でない限り良く見えない状態です。(下図参照)

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本来七夕というのは旧暦7月7日に行われる行事ですので、現在の暦とは約1ヶ月ズレていて前倒しに行うためにそんな事が起こってしまうのです。

その意味では毎年8月7日に行われる仙台の七夕祭りは宵の口に織姫・彦星も高い所にいて、天の川もほぼ南中していますし、(ほとんどの場合)梅雨も明けているので、7月7日よりも遙かに正しいものと言えます。

でも新暦の8月7日に星が見えやすいかと言えば必ずしもそうではありません。

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天の川はとても淡いので、月が半月よりも太い(満月に近い)と月明かりにかき消されてしまい星まつりとしての風情がなくなってしまいます。
(上の写真のように満月の夜は景色は見えますが星はあまり見えません。)

新暦ではその年ごとに月齢が変わるので日本固有のお祭りを新暦で祝うのは絶対に無理があるということになるのです。

ところで旧暦というのは月の満ち欠けをベースにした暦なので、毎月朔日(ついたち)は必ず朔(さく=新月)で、15日はほぼ満月になるという、日にちと月齢がリンクしたものです。

なので七夕は当然のことですが、旧暦7月7日、つまり月齢6(ほぼ半月に1日前)の日に行われるのが正しいのです。

宵の口には月齢6の月が西空の低いところにあって、少しだけ月明かりで天の川や暗い星達が少し見えづらくなります。

その分、織姫(ベガ)・彦星(アルタイル)などの明るい星は浮き上がって見つけやすくなります。(街明かりのない闇夜では星がたくさんすぎて明るい星が目立たなくなるのです。)月明かりで天の川が少し薄くなって、織姫と牽牛が天の川を渡りやすくなっているという設定。

西の空に傾いた月は牽牛・織女を乗せる小舟のように見えてきます。

新月でも満月でもない、絶妙な星の見え方をする日に七夕という星祭りの夜は設定されているのです。

旧暦7月7日に七夕の星を見上げると改めて昔の人の粋を星空を見上げながら実感することができます。

中国の正月だって、西洋のイースターだって、イスラムのラマダーンだってみな旧暦(あるいは月齢)をベースにしているわけで、お祭りの暦学的意味も風情も全く無視して、石部金吉的几帳面さで新暦のこよみで行事を行うのはとてもナンセンスなことです。

最近、天文業界ではこの旧暦7月7日の日を「伝統的七夕」と呼ぶのが一般的になっています。

ずいぶん厳めしい呼び方でもう少しスマートな呼称はないのかと気になるのですが、現在の暦上だけの7月7日の七夕があまりにも一般的になってしまっているものだから、少し重々しい言葉を使って「本家はこちら」みたいな雰囲気を出そうとしているのかも知れません。

例年、この旧暦7月7日(2016年は8月9日)に「伝統的七夕ライトダウンキャンペーン」という行事が催されています。

ぜひこの日は家の内外の灯りを消して夜空を見上げてもらえるように出来たら良いと思います。

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梅雨明け、それとも中休み?

今朝は霧に包まれた朝でした。

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でも昼過ぎにはしっかり雲が切れて、とても暑い一日となり、まるで梅雨が明けたのではないかと思える天候となりました。

中休みかも知れませんね。

でもおかげて今日は久々にとても細い月を見ることができました。

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西の空、とても低いところに見えていたので、天文ドームからは観測できないので、久々に遊星号の登場です。

写真を撮り終えた後、みるみる西の森に沈んでゆきそうだったので、そのまま動画を撮りました。

木立に沈む直前に雲に飲み込まれて見えなくなってしまいました。

遊星号でも動画で撮ることが出来ました。

さてドップリ夏の気候のせいかかなり気流も安定しているようだったので、火星と土星も久々に撮って見ました。

まずは火星。

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ちっともスーパーでも何でも無いのにスーパーマーズとマスコミがバカみたいに大騒ぎした最接近の頃と較べるとだいぶ小さくなりましたが、まだ気流が良ければ何とか模様が見えるレベルです。

地球が火星の前を少し先に通り過ぎているので、火星の夜の部分が見える位置関係(夜の部分はくらいので実際には見えません)になっているので月齢12~13くらいの少し欠けた形になっているのが判るでしょうか?

次は土星。

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肉眼で見てもカッシーニの空隙(輪にある黒い筋)が全周に見えるほどきれいな眺めでした。

夏の営業に向けてノンビリ星を見ている場合ではないのですが、そうは言ってもこれだけ条件の良い日に家の中に籠もっていては罰が当たるというものです・・・

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星空講習会

今日もまたどんよりしたお天気。

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明けそうで明けませんね、梅雨、、、、

さて今日は山梨県ペンション連合会のオーナー向け星空講習会。

この講習会、昨年の11月に冬編をやったのですが、今回は夏編ということでスタパを会場に実施しました。

前回は私が全部の講師だったのですが、今回はフリーのプラネタリアン、宙先案内人の高橋真理子さん(アリルシャ代表)に格調の高い星空と宇宙の話をしていただきました。

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後半は私から「ペンションオーナが3分で語る夏の星空」というテーマで、蘊蓄ネタの披露をさせて頂きました。

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この夏、山梨県に来る旅人の皆様が少しでも星に興味を持って見上げて頂けたら嬉しいです。

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梅雨明けが近い?

今日の午前中はとても蒸し暑くて、スタパでもエアコンが欲しい気候でした。

でも午後から夕立のようなもの凄い雨が降って、その後はだいぶ涼しくなりました。

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梅雨の終わり事になるとこんな天候の日が多くなって、程なく梅雨明けになることが多いです。

今年はあまりシトシト降った感じはないのですが、そろそろ梅雨明けなのでしょうか?

だいたいの場合、梅雨明けというのはある日突然やってくることが多くて、週間天気予報を見ていても全く参考になりません。

この先1週間ズッと雨・曇りの予報だったのに、梅雨明けと同時に突然晴れマークに塗り替えられるからです。

あまり早く梅雨が明けると、夏休みの準備が整わないうちにゲストがドッと来て下さるようになって、走りながら準備をしなければならなくなるので、少しビクビクしています。
(もちろん早い梅雨明けはとても嬉しいことなのですが・・・・)

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忙しくて心を亡くす事もある

この時期、夏休みが始まるまでにやらなければならない(と自分で決めた)仕事がかなりたくさんあります。

「忙」という字は心を亡くすと書くわけですが、この時期かなり忙しくてやるべき事がなぜかすっぽ抜けてしまうことがあります・・・・

このブログはかれこれ7年間1日も休まず続けてきているのですが、この日(7/3)は完全にアップするのを忘れていました。

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ブログ用の写真だけは用意していたのですが、自分でもビックリするほどスッパリ忘れて寝落ちしていました。

まあ長い間にはそんな日もあるということで・・・・

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「ガリレオ望遠鏡の謎(ミステリー)」に挑む その8(完)

今日は一日微妙な天候。

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ときおり青空が広がるのですが、とても水蒸気が多い感じで、すぐに曇って雨になってもおかしくないような天候でした。

気温はそれほど高くない(25℃くらいか)のに、蒸し暑くて少し動くと身体中ベタベタするイヤな気候でした。

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スタパの敷地内ではコスモスの花が咲き始めました。
さて「ガリミス」シリーズいよいよ最終回です。

といっても、結論はこれまでにも述べているのでまとめようなものですが・・・

今日では望遠鏡の接眼レンズはほぼ100%複数のレンズを組合わせて、レンズを1枚しか使用しない場合の欠点を補うように使用しています。

しかし、ガリレオさんの時代にはまだレンズの製作技術が充分に確立されておらず、精度の高い安定した品質のレンズを作ることが出来なかったのです。

ガリレオさん自身、生涯に100本以上の望遠鏡を製作したと言われていますが、まともに見えたのは3割に満たなかったとガリレオさん自身が言ったと記録されているようです。

ですから「ガリミス」に挑むためには、対物レンズはもちろん、接眼レンズもシングルレンズを使うという前提で同仕様のケプラー式とガリレオ式の望遠鏡を準備する必要がありました。

この結果、シングルの接眼レンズでは、視界が広いわりに良像範囲の狭いケプラー式と、視界は狭いけれど良像範囲はケプラー式よりも広く正立像のガリレオ式という特性が明らかになりました。

もちろんガリレオさんがケプラー式を試したかどうかを解明したわけではありませんし、記録にも残っていません。

ガリレオさんの時代、望遠鏡は発明されたばかりで、いち早く敵の動向を知ることが出来る新兵器という位置づけであったため、細かい仕様を明らかにしない傾向があったようです。

ガリレオさん自身、細かな天体の観測をしているのにもかかわらず、どんな架台に望遠鏡を載せて観測したかなどの記述も残していません。

ガリレオさんが使用した望遠鏡は視点固定では月の5分の1(6′)位しか見えなかったので、(現代の望遠鏡では500倍くらいの視野)相当しっかりした架台が必要だったはずなのですが、全く記録に残っていないのです。

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この写真は良く見かけるものですが、後世に展示用に作られたもので実際にはこのような架台ではなかったようです。

どうもノウハウが漏れるのを恐れたのか、とても重要なところを巧妙にぼかしていることが多いのです。

まあ、ガリレオさんがケプラー式を試したかどうかは歴史の闇の中だとしても、当時ガリレオ式こそが望遠鏡として最も優れた光学系であったことに違いは無いです。

今日の私たちの感覚からはかなりかけ離れた結論ではあるのですが、ガリレイさんは正しい選択をしていたのだという事になります。(完)

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今日から7月

今日は良い天気。

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夏雲が広がり、とても暑い一日でした。
(夜には曇ってしまいましたが・・・)

さて、今日から7月。

早いもので一年の半分が終わり、前半に較べザッと倍くらい忙しい後半が始まるので、気の引き締まる思いです。

今日は客室のネームプレートの付替をしました。

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従来のものと較べると面積では4倍くらい大きいので、イヤでも目に入るのと、ふりがながついていますので、ギリシア文字に馴染みの無い方でも困らないと思います。
(スタパの客室には星座の星にちなんでαからεまでのギリシア文字が室名になっています。)

従来はこちら

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ギリシア文字が小さくて判りにくかったのです・・・・

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開業以来13年、借り物の写真を使っていましたが、今回のネームプレートに使用した写真は全て私が撮影したオリジナルです。

13年も掛かってようやくそんなレベルに到達したというわけです。

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「ガリレオ望遠鏡の謎(ミステリー)」に挑む その7

3日間家を空けたので、その間の事務作業をこなすため今日は一日PCの前でお仕事でした。

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天候はイマイチですが雨でないのが救いです。

さてずいぶん間が空いたのですが「ガリミス」シリーズの完結に進めたいと思います。

実は先日の公開天文台協会(JAPOS)での発表は「ガリミス」の内容そのものなので、発表前にこのブログで結論を書いてしまうのもいかがなものかと思い止めていました。

これまで対物レンズをアクロマートとして短焦点低倍率(F6/5倍)、長焦点高倍率(F12/20倍)の組合わせにより、シングルレンズの接眼レンズのケプラー、ガリレオ両方式を比較してきました。

結果として短焦点では圧倒的に、長焦点でもかなりガリレオ式が有利であることが判りました。

対物レンズをアクロマート式としてエラーの少ない状態での結論ですので、ガリレオさんが実際に使ったシングルレンズの非常にF値の大きな対物レンズを使用した場合にどうなるのかを検証しなければ片手落ちと言えます。

本シリーズの冒頭(その2)でも紹介したように、シングルレンズの望遠鏡も準備しています。

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この望遠鏡はトイグレードの鏡筒、対物レンズを流用しています。

対物レンズはシングルレンズで、口径40mmほどですが、鏡筒のすぐ内側に約18mmの遮光環があります。

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焦点距離は450mmほどなのでF25となり、倍率は15倍となります。

ガリレオさんの時代にありがちな仕様だと思います。

さてこの望遠鏡の見え味はどんなものなのでしょう。

まずケプラー式。

視界は1.3°(アクロマート高倍率の組み合わせより倍率が低い分視界が広くなっています)、でも良像範囲は0.3°ほどで月を中心におくと月の周辺部は細かいところが見えなくて、つきの縁には青い収差がぐるりと取り巻きます。

アイポイントは狭くかなり覗きにくいです。

一方、ガリレオ式は

視界は0.25°(視点移動により1°以上)で、良像範囲は0.5°以上あります。

つまり視点移動をすれば月全体が良像範囲に入ります。

口径が小さくなって、F値が大きくなった分ケプラー式にとって有利な結果(アクロマート式の時より差が縮まっている)となりましたが、それでもまだガリレオ式の優位は崩れていないように思います。(続く)

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富山より帰還

昨夜は発表を終えてホッとしてブログをアップした後、ほとんど寝落ちしそうだったのですが、エルデ光器さんから戻って風呂から出た面々がまだ宴会をしているようだったので合流しました。

宴会場に行くと・・・・

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時すでに遅し、ブラック星博士に宴会場は征服されていて、大盛り上がりでした。

そんなわけで今日も寝不足だったのですが、朝になって突然今日の午前のセッションの座長予定者の都合が急に悪くなり、私にその役が回ってきてしまいました。

座長が寝てしまうとシャレにならないので、頑張って講演を聴かせて頂きました。

大会は午前で無事終了したのですが、午後からは「遠足」と称する見学会で「黒部市
吉田科学館」に出向きました。

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こちらは設備自体は少し古いのですが、プラネタリウムがかなり最近リニューアルされて最新型となっています。

最近の座席のはやりなのか、一番前は寝そべって官署出来る席になっていました。

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でも私が見たときには時すでに遅し、マペットに変身したブラック星博士が占領された後でした・・・

おかげで(?)、その後2本のプラネタリウム番組を通しで爆睡してしまいました。

そしてさらに、その爆睡のおかげで無事に車を運転し、富山から帰還することが出来ました。

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