さんかく座の系外銀河M33はアンドロメダ大銀河(M31)に次ぐ明るさと見かけの大きさを持つ系外銀河です。
アンドロメダ座β星(ミラク)を挟んでM31とちょうど反対側あたりにあります。
距離はM31と同じくらいのところにあるので、M31よりは少し小型な銀河ということになります。
データ的には明るいのですが、フェイスオンといって銀河系を真上から観察しているような状態なので面積が広いぶん、少しでも空の条件が悪くなると見えなくなってしまいます。
天の川が見える条件の空だとなんとか双眼鏡でもなんとか見つけることはできると思います。
小型の双眼鏡で見ることの出来る数少ない系外銀河のひとつなので紹介しました。
大型の望遠鏡でとても条件の良い日に見ると
上の写真をもっと薄くしたような見え方で、観察することができます。
追記(9/14)
実はアンドロメダ座β星からこのM33のあたりまでの範囲には双眼鏡の視野一杯に広がる微光星(6等級から8等級)の群れがあります。
いずれ星群・星列のひとつとして紹介したいと思います。
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