M46・M47とうみへび座の頭の中間あたりにM48があります。
意外に大きな星団で少しつぶれた楕円形に星雲状に見え、少しざらついて星が集まっているのがわかります。
すぐ右に3.9等星を挟んで二つの5.6等星が並んでいます。
わりと目に着く星列で、ABK029のアルタイル(飛ぶワシ)の並びが連想され「ミニアルタイル」と呼びたくなります。
とてもマニアックな話なのですが、この5.6等星の右側はうみへび座1番星、左側は2番星と符号があるのですが、なぜか3.9等星の星には符号が付いていません。
うみへび座の星座を形作る星たちは暗いものが多くてかなり暗くても(5等級でも)ギリシア文字が割り当てられているのですが、星座線で結ばれていないこの3.9等星には何の符号も付いていないという謎があります。
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