ABK095 りゅう座λ(ラムダ)星(ギアンサル)竜の尻尾星列 分類:星列

りゅう座は双眼鏡で眺めるとかなり楽しい星座です。

暗い星が多いので都会や月が明るいときはできるだけ倍率が低くて視野の広い双眼鏡で星座の形を辿るだけでもグニャグニャして楽しいです。

とても大きな星座で頭は夏の大三角の星であるベガのすぐ近くにあるのに、尻尾の先は北斗七星と北極星のあいだに挟まるようになっています。

本来ならば頭のほうから紹介したいところなのですが、季節や時間帯の順番から行くと尻尾のほうから紹介をしたほうが自然なので、尻尾の先から紹介してゆきます。

りゅう座はλ(ラムダ)星(ギアンサル)がしっぽの先で終点なのですが、さらにその先(上の全景写真の一番下の円のあたり)を見ると、何やら特徴的な星列があります。

見ようによってはしっぽの先が尾びれのようになっている感じです。

場所的にはおおぐま座なのですが、竜のしっぽの先に尾びれが付いているイメージがしっくりきます。

ABK060でくじら座の尻尾の先にも尾びれのような星列があることを紹介しているのですが、(古人がこの尻尾の形に気付いていたかどうかは判らないのですが、)この奇妙な一致を考えると古人達は私たちが思う以上に眼が良く、想像力も豊富だったのだろうと思えてきます。

この星列はほとんどがおおぐま座に位置しますが、りゅう座λ星(ギアンサル)を起点としているので「りゅう座ギアンサル 竜の尻尾星列」と名づけます。

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