りゅう座の形はグニャグニャして星座線を辿るのが楽しい星座なのですが、特にお腹のあたりのターンする当たりは星がゴチャゴチャして面白いです。
この当たりは小さな星の塊がたくさんあって、いろいろ星列を作れそうなのですが、ω星を起点とした「W」の星の並びを紹介しておきます。
暗めの星が多くゴチャゴチャしているのですがカシオペヤ座のWの形を連想することができますので「りゅう座ω星 ミニカシオペヤ星列」と呼びます。(写真は写野が南中した頃の上下関係(=下が北極星方向)になっています。)
ところでこの星列近く(写真右下)にもとても小さな「W」を見つけることができます。
低倍率の双眼鏡では小さすぎて星がゴチャゴチャっとある散開星団のような見え方をするのですが、10倍以上の双眼鏡や小望遠鏡で見ると見事な「W」を見ることができます。
さらにこのミニミニカシオペヤが面白いのが、Wを形作る5個の星全部がたいへん接近した2重星(3重星もあります)なのです。
100倍以上の倍率で見るとちょっと面白いかも知れません。