おおぐま座とこぐま座は神話でも実際の星空でも対になる星座です。
おおぐま座の一部に北斗七星があるのですが、こぐま座の星座線は小さな柄杓の形で結ばれています。
尻尾の先の星が北極星であることをご存じの方も多いと思いますが、この小さな柄杓のことを北斗七星に対して「小北斗」と呼んでいるのです。
さて北斗七星の「ミザール」と柄杓の柄の一番先端の星「アルカイド」間あたりを双眼鏡で見ると、この小北斗そっくりな星列を見つけることができます。
実際の小北斗とは裏返しのような配列ですが、大熊(神話上は母熊)には小熊とは別に、もう1匹の赤ちゃん熊を尻尾の中に隠していると思うととても楽しくなります。
「おおぐま座ミザール近傍 ミニ小北斗」とよびます。