古人が見た星座の秘密 その4

今日は朝から良い天気。

スタパ周辺のサクラもだいぶ開き始めました。

昨日あたりから夕方の西空に月が戻ってきて、夕空に彩りを与えています。

さて今日も「古人が見た星座の秘密」シリーズです。

2.微光星に彩られる星座たち

星座の形を示す星座線は特にその結び方に決まりがあるわけではありません。

このためアメリカの資料に出てくる星座線と、日本のそれでは全然違っていることがありますし、ひどい場合には頭とお尻の位置が逆になる想定の繋ぎ方をしていることもあるほどです。

通常は4等星ぐらいまでの明るさの星で星座名に相応しい形になるように結んでいることがほとんどです。

本当にきれいな星空で眼の良い古人が作った星座と、4等星までで無理矢理繋いだ星座とでは少し雰囲気が違うかも知れないと思うこともあるのです。

ここでは5~7等星くらい迄の暗い星が見えたらちょとイメージの変わる星座達を紹介したいと思います。

2-1. はじける水流のみずがめ座

みずがめ座は秋の夜空でわりと大きな星座なのですが暗い星が多くて、よほど条件の良い空でないと星座線をつなぐことさえ難しいです。

星座絵では三ツ矢の東側からはフォーマルハウトに向かって2本の星の並びをつなぎ水の流れを作ります。

星座線では素っ気ない2本の線でガニメデ少年が担いだ瓶から神様の酒(ネクタル)を勢いよく注いでいる姿を現しているわけです。

でも素晴らしく透明度の良い星空の夜にみずがめ座を見ると、上の写真で点線の丸で囲んだあたりに細かい星(5~ 6等星)をたくさん見つけることができます。

実はこのあたり、まるで勢いの良い水の流れから水がはじけ飛んでスプラッシュな状態になっているのです。

どうしてここに威勢良く酒を流す姿を置いたのか、古人の気持ちが分る気がするような、はじけ飛ぶ星々です。

それに気づくと、暗い星ばかりでとらえどころのないみずがめ座も実は名作といえる星座なのだと思えて来ます。

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雨が上がる度に

今朝は昨晩の雨も上がり、少しずつ晴れ間が拡がって行きました。

雨が上がる度に気温が緩み、新しい花が咲くようになっています。

冬のあいだ単独行動だったツグミが20羽近い群れで行動していました。

そろそろ渡りの時期になるのでしょうか。

雨が上がる度に季節が大きく動く感じがする時期です。

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古人が見た星座の秘密 その3

今日は朝から曇空、午後からは雨になってしまいました。

天候がコロコロ変わって落ち着きません。

さて今日も「古人が見た星座の秘密」シリーズが続きます。

1.「尾ビレ」のある星座たち

1-2. りゅう座の「尾ビレ」

りゅう座は暗い星が多いので都会や月が明るいときは見つけるだけでも苦労してしまいます。

でも条件の良い時に見るとグニャグニャと「のたうつ」ように宙に浮かぶ少し長めのドラゴンを辿るだけでも楽しいです。

都会でもできるだけ倍率が低くて視野の広い双眼鏡であれば星座の形を辿ることができると思います。

とても大きな星座で頭は夏の大三角の星であるベガのすぐ近くにあるのに、尻尾の先は北斗七星と北極星のあいだに挟まるようになっています。

りゅう座はλ(ラムダ)星(ギアンサル)がしっぽの先で終点なので、通常の星座絵では西洋のドラゴンの絵が描かれているので、とかげの尻尾のようにスッと細くなって終わっています。

でも、さらにその先(上の全景写真の一番下の円のあたり)を見ると、何やら特徴的な星列があります。

見ようによってはしっぽの先が尾びれのようになっている感じです。

場所的にはおおぐま座なのですが、竜のしっぽの先に尾びれが付いているイメージがしっくりきます。

りゅう座は細長くのたうっているので、西洋のドラゴンというより中国「龍」近い形をしています。

そういう意味で古人たちはこの尾ビレまで入れて「龍座」として見ていたのかも知れないと思うのです。

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古人が見た星座の秘密 その2

今日も良い天気・・・って午後から曇ってしまいましたが・・・

林の際にはスミレが咲き始めました。

スタパの車路にはツクシが顔を出していました。

今日も「古人が見た星座の秘密」シリーズを続けます。

1.「尾ビレ」のある星座たち

1-2. くじら座の「尾ビレ」

クジラというと通常は魚型のほ乳類を思い浮かべますが、星座のくじら座はトドやセイウチなど海獣系の怪物です。

このクジラの尻尾の付け根あたりにはデネブカイトス(クジラの尻尾)という固有名の2等星があるのですが、星座絵的にはそこから跳ね上がるようにもう一つι(イオタ)星があって、現在の星座の区切りではそこが終点になっています。

でも双眼鏡でι星のさらに上側(領域としてはうお座になってしまうのですが)を見ると、下の写真のような星の並びを見つけることができます。

凄くリアルな尾ビレがあるように見えてきます。

古人にはこのクジラの尻尾が見えていたのかも知れないと思うのです。

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古人が見た星座の秘密 その1

今朝は雨でしたが、午後からは晴れ。

夜はビックリするほど星が綺麗で、こじし座、ろくぶんぎ座、コップ座など春のマイナー星座達が「見える、見えるぞ!」といった感じで普通に見ることが出来ました。

今日のようにもの凄く星が綺麗に見える日や、まあそれほどで無くても低倍率の双眼鏡を使って星座を辿っていると、時々面白い眺めに出会うことがあります。

星座が作られた頃は現代のように公害も光害も無く、今よりずっときれいな星空が見られたのだと思います。

また現代でも原始的な生活を続けているアフリカの狩猟民族たちは、もの凄く眼が良くて視力8くらいある人もいるといわれています。

星座を作ったのは羊飼いの人々だったという話がありますが、多分アフリカの狩猟民族並みに眼が良かったのではないかと推測できるわけです。

私たちが通常とても条件の良い空で見える一番くらい星が6等星だといわれていますが、古人たちにはもっと暗い星が普通に見えていたのかも知れないと考えると、双眼鏡を使わなければ見えないような星の並びも含めて星座を作ったのかも知れないという眺めに出会うのです。

古人ならば見えたかも知れないと思える星の並びを今の星座に当てはめると、偶然の一致と片付けるには都合のよすぎる眺めに出会うことが多いです。

このブログでは過去に「双眼鏡で星空を楽しむ」シリーズで断片的に紹介しているものも多いのですが、改めてシリーズ化して紹介したいと思います。

1.「尾ビレ」のある星座たち

1-1. やぎ座の「尾ビレ」

初秋に見えるやぎ座は牧場の神様パーンさんが、魔物に追われたときにヤギの姿から魚に変身しようとしてうまく変身できず、下半身しか魚ならず慌てている姿が星座になっているといわれています。

実際の星空で見ると逆三角の星の並びがあって、まあなんとなく上の星座絵が想像できなくも無いといった感じです。

でも双眼鏡で左側のお尻(δ星)のあたりを見ると、普通の星座線で結ばれる上に三角形の星の並びがあり、尾ビレがあるように見えてきます。

また逆三角で結ばれた星座線の左下内側(ζ星のあたり)には、変身しきれずに縮めた後ろ脚があるようにも見えてきます。

今よりももっと暗い星が肉眼で見えたら、そんなところまで考えて変身し損ねたヤギさんを想像して星座を作ったのかも知れないと思うのです。(続く)

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スイセンがきれいです

今日は曇り空からゆっくり下り坂。

夜には雨になってしまいましたが、苗の植え付けが終わった畑には恵みの雨かも知れません。

スタパの庭ではスイセンが満開です。

新月期の週末なのに天気が悪くて残念ですね・・・

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昼間の金星

今日は暖かな良い天気。

山の雪と、青空と、緑と畑の黒のコントラストがなかなかよいです。

年度末・年度初めの諸々の行事がひととおり終わって、ちょっと一段落して精神的にかなり気楽・身軽になったような気がします。

そんなわけで今日は昼間に金星の撮影をしました。

「昼間に星?」と思う人もいるかも知れないのですが、金星は暗くなってから拡大撮影をしようとすると、地平線に近い低いところになってしまい、空気の揺らぎの影響が大きくなってあまり良い写真が撮れないのです。

幸い金星はもの凄く明るいので、昼間でも望遠鏡があれば充分見えるのです。

でも今日は昼間一番高い所にいる時刻を狙って写したのですがチャカ着いて、とても絵になりそうもない感じです。

夕方には気を取り直して今日は久々にISS(国際宇宙ステーション)の撮影に挑戦。

今日のパスは薄明が終わらず星がほとんど見えない状態だったので、ISSも淡くしか写りませんでした。(拡大するとほぼ中央に縦に薄い線が見えたらそれがISSの軌跡です。)

でもほぼ頭の真上を通るダイナミックなパスでした。

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停電で困った

今日は良い天気。

この時期、落葉樹の森が一時茶色くなります。

広葉樹の森は黄葉が終わって茶色くなり、冬の間はモノトーンになるのですが、春になって芽吹きが本格的になる直前は、面白いことにまた茶色が濃くなるのです。

冬の間小さく固まっていた茶色の木の芽が、葉が飛び出すまでは大きく膨らむのでそんな風に見えるのですね。

微妙な変化なので毎日見ていないと気がつかないレベルですが、そんな変化を観察するのも山暮らしの楽しみの一つかも知れません。

さて話は変わりますが、昨晩は19時くらいから夜中までかなり長い停電がありました。

これほど長い停電は3.11のとき以来です。

まあそれほど寒い時期でもないし、ゲストも無かったので大きな被害はありませんでした。

PC関係もデスクトップは無停電電源を咬ませてあるので、のんびりシャットダウンして、その後はノートやタブレットを使いポケットWiFiでネット接続したのでPC環境も問題なく過ごせたのですが・・・・

停電が復旧しても光接続のネット環境が繋がらなくなってしまいました。

どうもルーターが初期化してしまったようで設定をやり直すことになったのですが、なぜか初期設定のためのIDやパスワードを記録した書類が行方不明。

家中を探しても見つからず、おかげで山になっていた未整理の書類をきれいに片付けることができました。

結局、見つけることができないので、明日にでもサポートに助けを求めたいと思います。

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花盛りドライブ

今日はドンヨリ曇り空で、夜には雨になってしまいました。

今日はペンション連合会の仕事があり甲府に出かけました。

どうせ出かけるなら花盛りの時期を楽しもうと、サクラなどがたくさん咲いていそうなルートを選んでドライブしました。

今の時期スタパ周辺はサクラがきれいなのですが、予想外にきれいだったのが甲府山の手通り(県道6号)のハナミズキ並木でした。

まだ木はそれほど大きくないのですが、ハナミズキにしては少し珍しい花弁の外周が濃いピンク(内側は白)でとてもきれいでした。

明野のハイジの村周辺もサクラがまだ見頃で花見ドライブを堪能できました。

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「双眼鏡で星空観察会」をプロモート その9

今日も気温が低めですが好天が続いています。

標高1100mのスタパから少し下った700~1000mくらいの所でサクラが満開になっています。

サクラが開花しだしてから寒い日が続いているので例年より広い範囲で長く花が楽しめているようです。

さて「双眼鏡で星空観察会」をプロモートシリーズがもうすこし続きます。

4.「双眼鏡で星空観察会」に必要なもの

4-4. 観察を快適にする機材

手持ちで双眼鏡を長時間使用するという作業は予想外に疲れるものです。

特に星を見るために眼の位置より高い所に双眼鏡を掲げるのは、水平方向の景色を見るのとは比べのもにならないほどです。

双眼鏡での観察を長時間、楽で快適に行えるようにする手法を伝えることも観察会での重要なテーマになると考えます。

本節ではスター☆パーティでの「双眼鏡で星空観察会」で紹介している快適グッズを紹介します。

1)一脚の活用

私が双眼鏡で星を見るときに推奨するのが「一脚」の使用です。

手持ちでの使用と三脚に載せての使用の中間的な位置づけですが、機動性を損なうことなく手持ちより大幅に安定した視界を得ることが出来ます。

通常一脚の使用というと、長く延ばして先端を地面に着ける方法を想像するかも知れませんが、私の使い方はこんな感じです。

脇で一脚を挟み込み双眼鏡の重量を受けます。(写真では左脇と左手で双眼鏡を支えています。)

体幹に固定する形になるのでブレをとても少なくすることが出来るのです。

右手は双眼鏡の方向を決めるために添えているだけなので、力がいりませんし、離しても全く問題無いです。

一脚の長さと雲台の角度を変えて行くと天頂まで楽に見ることが出来ます。

手を肩よりも上に上げなくて良いのでとても楽です。

できるだけ台数分があると良いです。

たくさん並べると少し気持ちわるいですが・・・

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