おうし座の顔に当たるVの字に星が並んだ部分はヒヤデス星団と呼ばれる大きな散開星団でメロッテカタログの25番に登録されています。(丸で囲んだ2の部分)
すばるとセットで紹介されることが多いですが、すばるよりもさらに地球に近い(160光年)ため大きく見えるので、観察には双眼鏡が最適です。
おうしの目にあたる赤い星アルデバランは、たまたま同じ方向に見えるだけで、ヒヤデスとは関係なく、さらに近い67光年の距離だそうです。
ヒヤデスもVの字に捕らわれないで星列を探すと色々な形が見えてきて楽しむことができます。
また、プレアデス(440光年)、ヒヤデス(160光年)、アルデバラン(67光年)という距離をイメージしながら眺めていると、本当に(気のせいですが)奥行き感が感じられて、宇宙旅行をしているような気分になることができます。