プレアデスやヒアデス周辺、そしてオリオン座三つ星周辺(いずれ紹介します)の
豪華な星の群れを見てしまうと、それに慣れてしまって少しくらい特徴的な
星群・星列があっても見逃してしまいそうになります。
逆に言えば丹念に探すと面白い星群・星列がたくさんあります。
おうし座のオリオンよりの角の先の星、ζ(ゼータ)星とオリオンの頭にあたる
λ(ラムダ)星の中間あたりに5~6等星のわりと粒ぞろいの20個近い星群が
あります。(おうしとオリオンのほぼ境界上、丸の部分です。)
キノコかクラゲの頭のように半円状に星が集まっています。
半円形に星がつながっているのではなく、半円形の中に星がつまっている感じが
ミソです。
うまい具合にヘロヘロと何本か星列がつながっているので・・・
まさにクラゲそのもの。
おうし座「クラゲ星群」と呼びたいと思います。