オリオン座骨格ともいえるベテルギウスとリゲルという2個の1等星と2個の2等星で作られる長方形は、中央に三つ星と呼ばれる3個の2等星がそれだけで豪華なものなのですが、このあたりは双眼鏡で眺めてもとても豪華な領域です。
オリオン座の左肩にあたるγ星(ベラトリクス)と三つ星の一番西(右)側のδ星(ミンタカ)の中間にはどこかで見たような特徴的な星の並びがあります。
秋の星座であるペガススの四辺形と、それに続くアンドロメダ座の星の並びにとても良くにた星列に見立てることができます。
「や座」や「カシオペヤ座」などのわりと単純な星座に近い星列はときおり見かけるのですが、ふたつの星座がセットになった星列はかなり珍しいと思います。
オリオン座の中に小さなペガススとアンドロメダがいると思うと何だか楽しくなります。
四辺形の縦に辺に当たるふたつの星は下側がψ1、上側がψ2というバイエル符号が着いています。
オリオン座ψ星「ペガススとアンドロメダ」星列と呼びます。